連日大忙しのGWも終了。
今年のGWは前半と後半の途中で平日をはさんでいたので、ちょっと一息つける時間もあって例年に比べれば少し楽ではあったのですか、意外と移動が大変でした。
最終の6日は雨でしたが、スピニングは元々お休みのスケジュールでGW最終パフォーマンスは4日~5日子どもの日と連日のデンパークでした。
もちろん、安全第一で実施しておりますが、実は2日間ともかなりの強風で、かつて経験したことのない程。
突風が吹き荒れる中で、風が弱い一瞬のタイミングで技を繰り出していく、やり難いショーではありましたが、私達の感じているやり難さとは裏腹にお客さんは大盛り上がり。
そんなGWの忙しい中でもふくやま大道芸に向けての準備や練習は少しずつ前進しております。
今回のブログのテーマはスピニングマスターズのショーを裏側から支えている部分にスポットを当てた話題です。
ショーに登場するわけでもなく、目立つことをしているわけでもありませんが、裏方を担っているメンバーが2人、昔からトモヒロパパ、ケイコママとして皆さんに親しんでいただいておりました。
スピニングマスターズは、かつては4人でショーをしていたこともありますが、ちょうど、ふくやま大道芸2009に参加した時からパフォーマーとしては人前に出ることを止めました。2010年にアリオ川口での大道芸コンテストで優勝した時に一時的に復帰して参加したのが最後でした。
が、しかしこのコンテスト参加の時には癌を発病していて、何とかコンテスト終了まではと手術を先送りにしてでもやり切ったコンテストだったので、目的も優勝することよりもパフォーマーとしての最後の思い出作りにあり、結果も優勝したことよりも、必死にやり切ったという印象が強く残りました。とても思い出深いコンテスト参加でありました。
それ以来、2人はパフォーマーから裏方スタッフへと役割を変え、現在もギャラリーからは直接見えないところでスピニングマスターズのパフォーマンスを支え続けています。
少し前のブログにも書きましたが、ファミリーで運営しているスピニングなので、ニックネームとしてはトモヒロパパ、ケイコママとして長くやってきておりますが、最近は元気こそありますが、すっかりじぃちゃん、ばぁちゃんで、孫と遊ぶのが楽しみという毎日を過ごしています。
スピニングマスターズの中での裏方スタッフとしてはトモヒロパパは全ての道具を製作からメンテナンスまでをしております。現場では音響オペレーションも担当しています。元々はモータースポーツ界でエンジニア、メカニックとして仕事をしていたおかげで、車のことだけではなく、切削加工や溶接などモノ作りに関わる全般ができるので、現在のスピニングマスターズのパフォーマンスアイテムや小道具、そして音響機材など、ショーをするための裏側を全てやっています。
一方、ケイコママはスピニングマスターズ事務局としてマネージメント業の他、スピニングの衣装に関する全てを一人でやっております。ステージ衣装と言うほど大げさなものではありませんが、この衣装と言うのが表からは見えないところでは管理も大変。
大変だというのは、枚数が多いこともありますが、その他にもこんな理由が…。
スピニングの大道芸パフォーマンスにはタイトルがあります。かつては「コミカル ウエスタン ショー」であったり現在は「大道芸 じょんがら」と言うように、他のパフォーマーが殆どしていないのですが、スピニングはショーにタイトルを付け、パフォーマンスにはテーマが存在しています。
このテーマに合わせた衣装や小道具が必要で、そんなものは簡単にお店やネットショップで買えるようなものでもなく、90%はスピニングの自作となります。初期の頃からつい最近までの「大道芸じょんがら」では本物のお祭り衣装で股引き、腹賭け、ハチマキ、地下足袋という井出達で、これが案外コストがかかりますし、何よりも購入するのにも苦労をします。大道芸活動、イベント出演では大量に必要になることと、同じものを何年もに渡り必要になるのですが、数年経つと生産中止や、同じもの、同じサイズが手に入らなくなってしまったりするのです。
現在は股引きは作業用のジーパンに替わりました。ズボンのように着やすいな股引きはポリエステル素材が多く使われており、ファイヤーショーをメインに実施するスピニングにとってはコットン素材の方がより安全で丈夫というのが変更の理由で、もうひとつにはコスト的な理由もあります。
Tシャツもできるだけ綿100%で厚手の生地の素材で業者に依頼してオリジナルデザインで製作しています。衣装と言うかユニフォームと言うか、Tシャツのタイプも長袖、半袖、ドライ素材のものなどいろいろありますが、OK!ヒロヤは暑がりなので基本的に一年を通して長袖は滅多に着ません。(笑)5月になる前からこういう井出達でやっておりました。(笑)
こうやってファイヤーショーで汚れたTシャツを夜遅く帰ってきても毎回洗濯をして、きちんと整理しながらカバンに詰めて次の出動のための準備をコツコツとやっているのはケイコママなのです。これこそ、現場で人前には出ないけど、スピニングマスターズのショーを裏側から支えている目に見えない力だと思います。
こういうことと同じで、間もなく盛大に開催されるふくやま大道芸においても目には見えない努力の積み重ねで成り立っていることを私たちパフォーマーは忘れてはいけないと肝に銘じております。
ふくやま大道芸実行委員会のみなさま、商店街のみなさま、いろいろ準備や役所、警察関係との打ち合わせなども大変かと思います。ご尽力いただきありがとうございます。心から感謝しております!!
皆様がご苦労され、ご用意していただくステージ、最高のパフォーマンスが発揮できるよう頑張ります!!
あと10日を切りました!楽しみですね!!