こんにちは!OK!店長のヒロヤです。

SN-PIXEL、XenoPixelなどのプログラミングに興味のない方々には何の話題なのか?そんな風に思われてしまうのかもしれませんが、あまり難しくならないように、できるだけ専門用語を使わないようにと心がけてはいるものの、やはりマニアックな世界なのでどうしてもこんなテイストになってしまうのです。(笑)

他にもお伝えしたい話題はあるんですけど、誠に申し訳ないですが今回も、そして次回も、さらにもしかするとその次も、この手の話題になってしまう予定ですのでご了承ください。(笑)ご興味のある方、トラブル解消に役立てたい方、ご自分だけのオリジナルを目指している方のみで結構なのでお付き合いください。

それで、前回のconfig.iniのファイル内容の説明の続きからです。(あくまでもSN-PIXEL V4 2ボタン式 メーカー標準仕様であることをお忘れなく

モーションコントロール ツイストON・OFF、スイングONの機能を使うか否か、そしてその時の感度を調整する方法までで終わっていましたので、続いてはプリセットのRGBカラー指定、イグニッションエフェクト、ブレードスタイルについてです。

上記画像はconfig.iniファイルの後半部分です。
ちょうど中間あたりに英文ではありますが、「こういう意味が記述されているぞ!」と説明が書かれております。#記号の行はプログラムに関係のないテキストなので大抵は機能説明や設定方法などが書かれています。

XenoPixelでも同じようなことをやりましたので、今更解説するまでもないかな?と思いますが一応書いておきます。

color-番号=  これはサウンドフォントのプリセット番号とフォルダーの番号です。

(255,255,255)はRGBのブレードカラー指定。Rはレッド、Gはグリーン、Bはブルーで数字は0~255の中で指定します。
ちなみに255,255,255はホワイト、 255,0,0 は真っ赤なベイダーやドュークー伯爵、パルパティーンなどに使われるカラー。ではメイスのパープルは? 255,0,255 というように青と赤をミックスした状態、すなわち紫となります。

このように(  )で区切られている部分はブレードカラーだと覚えておいてください。

と、ここまではいいのですが、ここから下に書いておく内容は重要です。既にメーカーにはバグに関するフィードバックをいくつか連絡しましたが、このconfig.iniファイルの記述には大きな間違いがありますので、その点をご注意ください。もちろん、OK!STOREで販売しているSNV4はすべてきちんと作動するように修正済みなのでご安心を!!

ブレードカラーの指定の次に書かれている数字はブレードスタイルで、config.iniの#説明欄によれば次のようには書かれておりますが、実はそのようには作動しません。書かれている説明では、1は標準のブレードの光り方。0はカイロレンで使用するようなファイヤーブレード。2はPulse(パルス)、一部メーカーではフォースと表示しているところもありますが、ゆっくりと脈を打つかのように点滅します。3はレインボー、4はキャンディとそれぞれオリジナリティあるカスタムライトセーバーならではのブレードスタイルです。5はダークソードなどで使用されるストロボ効果のブレードスタイル、なのですが、実際にやってみるとそうではありません。(笑)

動画でブレードスタイルの番号を確認してみましょう。先日公開したSN-PIXEL V4の動画からブレードスタイルの部分のみを切り出してみました。

config.iniに記述されている順番ですと

0=FireBlade、 1=Standard、 2=Pulse、 3=Rainbow、4=Candy、 5=unstable、 6=crack で、6つのブレードスタイルとされていますが、でも実際は違います。

動画でご確認いただいてもわかると思いますが、以下のようになっております。

1=FireBlade、2=Standard、3=Pulse(Force)、 4=Rainbow、5=strobe、 6=Crack、7=WhiteMove  、8=2CollarMove、9=Flicker(部分的な点滅)

という状態です。はじめは「1つずつズレているだけなのかな?」と思いましたがスタイル数も違うので、明らかなミスです。というよりも#行に書かれている説明文が何の役にも立っておりません。(笑)も、笑うしかないレベルでした。

そんな気持ちを抑えてOK!STOREではメーカーに確認したところ、近いうちにこの部分においてもアップデートの予定であることを知ったので、OK!STOREから出荷するSNV4のconfig.iniには既に修正した記述をしてありますが、現在は各プリセット番号のフォルダーに入っているconfigに委ねてブレードスタイルを設定してあります。

 

 

はい、では次の項目!!

最後に書かれている数字の意味はイグニッションエフェクトです。これは簡単です。通常はstandard bladeの0です。レイのスカベンジャーだけは起動直後にグリーンに発光したのちにイエローブレードカラーで点灯します。なので、7を指定してください。イグニッションエフェクトの7番が専用でプログラミングされています。

イグニッションエフェクトに関する#行の説明でも Standard blade=0,special preon=1/2/3/4/5/6/7 と書かれていますが、実際には11種類のイグニッションエフェクトが存在します。

ま、大抵はStandard bladeだけでも大丈夫で、それ以外のイグニッションエフェクトは面白いし、よくこんなの考えるなぁと思えるほどユニークなイグニッションエフェクトもあります。一つ一つご自分のセーバーで生で見てみるのも面白いですよ。ちなみにですが、電源はONのアウェイクモードで、PWAボタンを長押しすればイグニッションエフェクトが変更できます。

また、Bluetooth通信機能のアプリを使える人はブレードスタイルもイグニッションエフェクトもアプリの中で設定することも可能です。

 

 

そしてアップデートで予定されているエフェクトがもう一つあります。

これもOK!STOREからメーカーエンジニアに催促済みですが、ブレードスピードについて早く作業を進めるように伝えました。ブレードスピードは頻繁に変えるエフェクトではありませんが、起動時のブレードの光が伸び上がっていくスピードや、引っ込んでくるときのスピードも微妙に調整したいところですよね。

この機能もSNV4には備わっているそうですが、当店からの催促には「現在は調整中」との返答でありました。

すべての機能が使用できるようになれば以下のような記述になると思います。(当店では既に記述済みで出荷しております。)

例 ベイダーESBでは  Color-40=(255,0,0),1,0,1200,800   という記述です。末尾に追記となる1200がイグニッションスピード(ONの時)、800はリトラクションスピード(OFFの時)です。それぞれのスピードコントロールが可能になります。(メーカーのアップデート待ちの状態で現在はまだ機能しておりません)

 

 

最後にもう一度メーカー仕様の記述でおさらいしておきます。

Color-3=(0,0,255),1,7  この記述の意味は、3番のフォルダーでプリセット3つ目の起動したときのブレードカラーはブルー。ブレードスタイルは標準で、イグニッションでは起動直後にグリーンにフラッシュしてからブレードが点灯するという構成です。

今回のテーマ、SN-PIXEL V4のプログラミングやカスタマイズに関する技術情報を公開しておりますが、ある程度知っていればご自身のカスタムライトセーバーをもっと楽しんでもらえるかも?と、そう思いながら書いております。

OK!STOREでは当店のオリジナルのカスタマイズをして、さらに楽しんでもらえるようにエフェクトやサウンドフォントなどを追加しております。今後もメーカー仕様、OK!STORE仕様と両面でサポートしていけるように体制を作っていきたいと思います。

今回のテーマで書きました通り、まだ完全ではない部分もあるのがカスタムライトセーバーです。ネオピクセルブレードの仕様では一番長い歴史を持っているProffie v2.2でさえも、まだまだ修正や進化、カスタマイズの余地などがあり、そういう部分を知らなくても十分に楽しめますが、少し掘り下げてカスタマイズをやってみたいというユーザーにとっても、もっと楽しめる余白があるのがカスタムライトセーバーの世界。それはXenoPixelでもSN-PIXELでも同じ。ハードウェアとしてカスタムライトセーバーを手に入れたからと言って、それが終点ではないのです。

まだまだ、メーカーでもわたくしたちディーラーでもアップデート、カスタマイズの情報提供を用意しております。

 

で、次回は現時点で、「今すぐにできるアップデート情報!」をお知らせいたします。