XenoPixel仕様のカスタムライトセーバー用トラブルシューティングです。
※こちらのページは随時、不定期に追加記載、更新がされています。

当店OK!STOREではメーカーからの入荷時の検品と、ご購入後の当店からの出荷時5分前に作動確認をしており、お届けしたときには正常な状態だったことをOK!STOREサポートエンジニア自身が確認しておりますので、輸送中のトラブル以外では、余程強い衝撃や水没、ブレード装着時のショートなどが無い限り正常作動をしている状態でお届けしております。

ご使用中のカスタムライトセーバーが以下のような状態の場合にはそれぞれ対処方法、確認方法に従って、ユーザー様自身でトラブルシューティングができるようにチェック項目をご用意いたしました。作動不良、故障だとお考えになる前にお手数ですがチェックしてください。

 

XenoPixelシリーズ カスタムライトセーバーのトラブルシューティング

ブレードの一部、またはブレード全体が点灯しない。
「カスタムライトセーバー共通  電気系のトラブルシューティング」でも詳しく書かれておりますが、PogoPin基盤というアンテナ型のピンがブレード側の年輪基盤と常に接触するようにダンパー効果(クッション効果)機能があります。確実に装着できているか今一度ご確認ください。

XenoPixelシリーズにはネオピクセルブレードが付属しており、通常のLEDストラップ(LED球が連結したタイプ)は使用されておらず、ネオピクセルは玉切れや断線という故障は極めて少なく、中間だけが点灯しないということがありません。
ネオピクセルブレードの点灯・消灯・ピクセル数はXenoPixelサウンドボード(マザーボード)が管理しているため、途中まで点灯していて、その先が点灯しない、または、一部だけが点灯している、ブレードが全体的についたり消えたりするのはブレードの固定がしっかりされていないか、プログラムの設定が変更されてしまったことが原因となります。

XenoPixelのプログラムではmicroSDカード内の「set」フォルダーに「config.ini」という設定ファイルがあり、その中にピクセル数を指定する記述があります。詳しくは

各モデルによっても違いますが、通常のブレードの取り付け方法についてはこちらでご覧ください。
>> 今更聞けないシリーズ第3弾「ブレードの取り付けTYPE系編」
>> 今更聞けないシリーズ第4弾「ブレードの取り付けプロップ系編」

 


◎サウンドフォント(効果音やBGMなど)の再生時に音割れがする。ノイズがあるような気がする。
XenoPixel、XENO3のサウンドフォントプリセットの中には音量が大きく設定されている音声ファイルもあり、一部のサウンド再生時には音割れする場合もあります。ノイズに関しても元々音声ファイルの波形編集段階でノイズが含まれている状態で使用しているものもあります。ライトセーバー特有のブ~~というサウンド自体ハムノイズから製作されているのでノイズのように聞こえるかも知れません。

また、明らかにスピーカーから再生されている状態で音飛びしたり、音割れしているケースでは、バッテリーパワーが不足していて発生する症状でもあります。リチウムイオンバッテリーをフル充電してお試しください。特に真冬の屋外などでは車のバッテリーが弱くなるのと同じで、リチウムイオンバッテリーが十分にパワーを発揮できず、電力を供給できないとネオピクセルの点灯、効果音の再生、さらにBGMの再生など一度に多くの電力を必要としているときにはパワー不足となりがちです。

2年以上頻繁にセーバーを起動していたり、充電を繰り返していた場合にはリチウムイオンバッテリーの寿命が考えられます。新しいリチウムイオンバッテリーに交換してみてください。
>>18650リチウムイオンバッテリー

 


◎操作中、使用中にブレードが勝手に消える(モーションコントロールについて)
XenoPixelモデルはリリースされてから随分経過したサウンドボードシステムで現在では安定した作動が得られるシステムとなっています。操作を間違えなければ正確な動作をしますが、最近のカスタムライトセーバーはいろんなブレードスタイルや起動方法、エフェクトがインストールされており、カスタムライトセーバー初心者の方には操作や設定が多機能で、セッティング方法が細かくやや複雑かも知れません。
当店では日本語マニュアルをオリジナルで製作し、できるだけわかりやすく書いておりますが、操作がわかりにくく複数の操作が意としない状態でされているケースもあります。

特に操作の中にはツイスト(ひねる)、スタブ(突き出す)、スイング(振る)によりブレードの起動やエフェクト発動の為にモーションコントロールを言うシステムが組み込まれていますので、そういった動作が同時に発動するような操作になってしまっていることも考えられるのです。モーションコントロールには「慣れ」が必要であることもご理解ください。場合によっては「慣れる」まではモーションコントロール機能を働かないようにオフ状態にしておくことも検討してください。
過去にあった例としてユーザー様から「セーバーを振り回しているときに勝手にブレードが消えるので接触不良ではないか?」とのお問い合わせでしたが、カスタムライトセーバーを振り回しているときにツイストOFFが発動してブレードオフの状態になっていただけでした。

※カスタムライトセーバーは多彩なブレード表現や多くのサウンドフォントを再生して楽しめるように多くの機能が備わっております。ゆえに、どうしても操作や設定が複雑ですが、「あれ?」と思うような動作に遭遇したときには、落ち着ていて操作や作業をしていただければ、モーションコントロールなどにも徐々に慣れてくると思います。

XenoPixelに関する操作動画を公開しております。
>>スペシャルサウンドフォントを楽しむための簡単操作について
>>XenoPixel の操作方法

 


◎一部のサウンドプリセットだけブレードが点灯しない
XenoPixelにはブレードスタイルでゴーストブレードとブラスターブレードがあります。ブレードが点灯していない城代(電源オンの状態)でボタンスイッチを長押ししスイッチのLEDが3回点滅してからボタンを離します。スタンダードブレード→ブラスターブレード→ゴーストブレード→スペシャル①→②→③→④→⑤の巡回で設定が変わります。

ブラスターブレードはブレードを起動しただけではライトアップされません。ボタンスイッチをタップするたびにブレードの先端に向けて光が走ります。

ゴーストブレードもブレード起動した状態ではライトアップされず、ヒルトを動かすと動きに応じてブレードがゆっくり光ります。

※特にボタンスイッチのLEDが目視できないモデル(レプリカモデルに多い)は無意識のうちに設定を変えてしまっているケースがあります。ユーザーは切り替えたつもりがないので故障、作動不良と思われるかも知れませんが、ライトセーバーの起動音や作動音がしているのにブレードが点灯しない場合はまずはブラスターブレード、ゴーストブレードの設定になっていないかをご確認ください。

 

 


◎ボタンスイッチを押しても反応がない
いくつかの原因に切り分けられます。
※このチェック項目はXENO3シリーズのモデルと共通です

1)ボタンスイッチがヒルト表面にありボタンLEDランプの点灯が見えるモデル(レヴァンVer1、OBI-WAN EP1、クワイガンEP1、ケイナンジャラス ダースモールなど)で電源オンできない。
・リチウムイオンバッテリーは充電されている状態か、バッテリーチャージをしてみてください。
・ボタンスイッチのLEDランプは光っていない状態かを確認してください。
・スイッチ基盤の裏側のサポートボルト(長いイモネジ)を締めすぎていませんか?
・充電ポートにUSBケーブルを接続してボタンスイッチのLEDランプが光りますか?

2)ボタンスイッチがヒルト内部にあり目視できないモデル(LUKE EP4、ANAKIN EP3、ANAKIN ドラマ版、Rey EP9、カイロレン、ダースベイダーEP4など 他にも多数)でクリック感はあるが電源オンできない。
・上記1)に書いてあるチェック項目をまず確認してください。
・コントロールボックスがあるモデルの場合、シャーシに装着しているボタンスイッチと指で操作するスイッチパネルとの間にはプッシュロッド(プッシュスイッチともいう)が使われています。下記図のようなスイッチ構造です。
※ダース・ベイダーのスイッチ構造例

※アナキンドラマ版のスイッチ構造例

オビワン ドラマ版のスイッチ構造例

プッシュロッドの調整を必要な場合があります。付属のマニュアルをご覧になりスイッチの高さ調整を行ってください。

3)ボタンスイッチが目視できないモデル(LUKE EP4、ANAKIN EP3、ANAKIN ドラマ版、Rey EP9、カイロレン、ダースベイダーEP4など 他にも多数)で全くクリック感がない場合

・スイッチを押しても全くクリック感が無い。これまでは機能することができていたのが、急にスイッチが軽くなり起動できなくなったという場合にはシャーシのボタンスイッチとプッシュロッドとのポジションがズレてしまった可能性があります。マニュアルを参考にしながら一度スイッチ周りを分解してボタンスイッチの位置を確認してください。特にカイロレンモデルやレイアモデルに関してはシャーシを回転しながらスイッチポジションを合わせています。下記の図のようにシャーシを回しながらスイッチポジションを正確な位置に合わせてください。

・カイロレンモデルを例に説明します。下記の手順で作業をします。
①グリップを外します。
②グリップのネジ部分の近くにM3の小さなイモネジがあり、このネジでシャーシのポジションを固定しています。(このネジが緩んでいたり、なくなっていないかを確認してください。)

③M3のイモネジは2箇所にあります。どちらも一度緩めてください。
④下記図のようにシャーシの段差がある部分までエミッターに入っていることを確認します。

⑤シャーシを回転(ひねる)しながらポジションを合わせてください。シャーシにあるプレスラインで確認できます。

⑥プッシュスイッチの位置とバッテリーのセンターの位置でも確認できます。

⑦スイッチにクリック感があることを確認出来たらシャーシ固定用のイモネジを2本とも締めてシャーシのポジションを固定します。
⑧イモネジは飛び出しているとグリップを装着する際にグリップのネジ山を傷つけることがあります。飛び出していない程度にしっかりと締められたかを確認してください。
⑨以下のリンクにカイロレンモデルの組み立て動画があります。
>>Kyloren Variant XenoPixel組み立て作業動画

・スイッチ基盤の裏側にサポートネジがある場合はポジションがズレることは殆どありませんが、カイロレンモデルのようにスイッチのポジションが見えない場合にはシャーシの位置がズレていたり、飛び出してきている場合があります。わずか2mm程度でもズレるとスイッチを作動させることができませんので、ポジションを確認してください。

 


◎XenoPixel ユーザー設定の(削除)フルリセットについて
XenoPixelの仕様は40セット(OK!STORE仕様)のサウンドフォントプリセットですべて初期設定のプログラムで出荷しております。
また、XenoPixelはプリセットごとにユーザー自身がブレードカラーやイグニッションエフェクト(起動時のブレード効果)や、ブレードスタイルを変更することができます。この設定変更をユーザーが行うと各プリセットごとのフォルダに設定用データ(config)を保存をするようになっており、次回起動したときにもユーザーが設定した状態で使用できるようになっています。
例えば 35番のダークセーバーのプリセット(エフェクトやサウンドフォントなどをひとまとめにしたフォルダー)ですが、遊んでいたり、エフェクトを試していたり、ユーザー自身がいろいろ操作しているうちに設定変更が記録されてフォルダ内にconfigファイルとして保存されます。そうするとブレードカラーがホワイトからレッドになってしまったり、ブレードがパルスなのが、スタンダードになってしまい、全くダークセーバーらしからぬエフェクトになってしまいます。(あくまでも例であり、ケース バイ ケースです)

場合によってはユーザー自身が知らず知らずのうちにボタンを操作してしまい、パルスエフェクトでピカピカとフラッシュしなくなったことを「故障した」というような勘違いの状態になっているケースもあります。この場合、microSDカード内に記録されたユーザーの設定指示(configファイル)を削除することでフルリセット(初期化)できます。
※当店のブログにも詳しく記載しております。
>>XenoPixelのリセット方法

作業は以下の手順でお試しください。
① 上記しました簡易リセット(バッテリー脱着)と同じ手順でシャーシを引き出してください。
② リチウムイオンバッテリーを外して作業を進めます。
③ 大抵のモデルにはシャーシのバッテリーホルダーの反対側(裏側)にXenoPixel マザーボードがあり、そこにmicroSDカードのスロットがありますので、取り出して付属のUSBカードリーダーに装着しWindowsパソコンで開いてください。
>>XenoPixelサウンドボードのTFカード脱着方法

④ MicroSDカード内には40個のフォルダー(プリセット)とset という名前のフォルダー、合計41フォルダーがあります。例えば35という名前のフォルダーがダークセーバーのプリセットです。上記の例に従って説明を継続しますと、35をダブルクリックで開いてください。

⑤ 多くの〇〇〇.wavというファイルがあると思いますが、サウンドフォントなので名前の変更や誤って削除してしまわないようご注意ください。「Config」というファイルを探してください。

⑥ 「Config」を選択して削除してください。このファイルがユーザー設定を記録しているファイルなので削除すればユーザーが設定した内容がクリアされ35番ダークセーバーのプリセットが初期化されます。
⑦ MicroSDカードをマザーボードのカードスロットに戻し、バッテリーを取り付け、シャーシをヒルト内へ戻して組み立ててください。
⑧ 最後にブレードを取り付けて作業終了です。
※くどいようですが、ブレードの取り付け作業はしっかりと奥まで入れて少し押さえながらイモネジを固定してください。
※Pogopin基盤(アンテナピン)は非常に精密です。曲げないように慎重に作業してください。

以上の作業で大体のことは復元すると思います。

XenoPixelは電源オンの状態でブレードの抜き差しをしない、2つ目はリチウムイオンバッテリーの常にフル充電と電源管理をする、これさえお守りいただければ末永くお楽しみいただけると思います。

どうしてもご自身で復旧できない場合には一度返送していただき、OK!STOREの方で作動確認や初期化をすることは可能ですが、ユーザー操作による設定ミスや、故障ではなかった場合に修理費用や返送時の送料が必要になる場合があります。

また、他店でご購入されたカスタムライトセーバーでも修理可能ですが、部品代や作業工賃など有料作業として承ります。

こちらのフォームからお申し込みください。

>>カスタムライトセーバー修理依頼・パーツ購入などのお問い合わせフォーム

 

 

その他XenoPixelに関する情報が記載されているブログページへのリンク

>> XenoPixel サウンドフォントをアップグレード (OK!STORE仕様)
>> XenoPixel用最新サウンドフォント(2022/09  DD08)
>> XenoPixelキャンペーン特典サウンドフォント
>> スペシャルサウンドフォントを楽しむための簡単操作について
>> XenoPixelモデルの最新操作動画