情報共有のためにお客様から頂いたご質問などにお応えした事案を匿名でQ&A式にして公開したいと思います。

もちろん、誰が、何処でという個人情報に繋がる部分は一切公開いたしませんが、同じような内容で疑問をお持ちの方のためというのもあります。
最初は昔で言うところの「掲示板」などで直接書き込んでいただいたことに、当店エンジニアと私店長とでお応えしていく方法も考えたり、直接ユーザー間で情報交換をしてもらえるシステムを作ろうかとも考えたのですが、なにせマニアックな世界ですし、それぞれの意見もあって食い違いがあるとケンカになってしまったりと、やっぱりユーザー同士でというのはトラブルの元なんじゃないかと…。

OK!STOREがYoutubeやSNSを直接利用していない理由もそこにあって、自分たちのWebスペースだけを利用して、見たい人だけが閲覧できている方が平和だし、管理もしやすいのでこれまでもこんな感じでやってきている訳であります。

たまにの事ですが、お客さんからの操作に関する質問などに対応していると、「ああ、トラブルシューティングをご覧いただければ解決が…」ということや、「このページのこの部分に答えが載っているのに…」と思うこともあります。

そうやって、ユーザー自身が必要とする情報を引き出しやすくするのもOK!STOREの役目かな?と思いますので、お客様からのご質問、お問い合わせ対応の中から「これは共有すれば役立つ!」と思うものだけ不定期に掲載をしていきたいと思います。
ブログ記事の内容で検索に「ユーザーQ&A」とか「技術情報」「メンテナンス情報」などで検索してもらうと一覧表示できると思うので、必要な情報も見つけやすいかと…。

 

と、言うことで早速「ユーザーQ&A」の第一弾!(笑)


◎ユーザーQ

ダース レヴァン Ver1 XenoPixelをお持ちのお客様から。

購入してから1年以上、週3回ほど起動して鑑賞などで楽しんでいた。そんな時1ヶ月ほど留守にすることがあり次に起動してみようとすると電源が入らない状態。充電してみても充電できないので壊れている?


◎OK!STOREエンジニアからのA

お問い合わせ内容からではリチウムイオンバッテリーの過放電か、経年劣化によるヘタリではないかと思います。
カスタムライトセーバーで使用されている18650型リチウムイオンバッテリーは頻繁に使用していて充放電を繰り返していると1~2年で いわゆる「ヘタリ」が感じられるようになります。
更に今回1ヵ月放置していたことでリチウムイオンバッテリーが過放電の状態になっているのではないかと思います。
完全にエンプティ状態となると充電ポートにケーブルを接続しても「charging!」の音声案内や、スイッチにLEDランプがあっても点滅すらしなくなることもあります。

カスタムライトセーバーのヒルトやシャーシに装備されている充電ポートはサウンドボードを通してリチウムイオンバッテリーに充電される関係で5V1Aの充電器しか使用できません。マニュアルにも記載がありますが、5V2A以上の急速充電器などを使用されるとサウンドボードの充電回路が破損してしまったり、サウンドボードが熱を持つようになってしまいサウンドボード自体が壊れます。
セーバーの充電ポートを使用される場合には必ず5V1Aの充電器(市販のUSB充電器で5V1A)をお使いください。市販のホルダー型18650リチウムイオンバッテリー専用の充電器を使う場合など、セーバーの充電ポートからではない時には5V2A以上の急速充電の使用も大丈夫です。
つまり、まとめるとこういう状況なのではないかと推測します。リチウムイオンバッテリーがヘタリ、しばらく使わなかったことで放電してしまい、サウンドボードは破損を防止するために充電ポートからのチャージを受け付けないので、簡単に言えば充電できていないのが一番の原因です。

以上のような理由でお使いのリチウムイオンバッテリーは消費しきっている過放電の状態でサウンドボードからの充電を受け付けなくなっているのが原因なので新しいリチウムイオンバッテリーをご購入いただくか、ホルダー型充電器でリチウムイオンバッテリーのメンテナンスを行って蓄電能力を回復するか、どちらかが必要です。

今回は修理が必要な事案ではありませんので説明だけさせていただきました。
リチウムイオンバッテリーが必要な場合にはOK!STOREでも購入可能です。
>>18650リチウムイオンバッテリー

必要に応じてご利用ください。リチウムイオンバッテリーのサイズが合えばOK!STOREからではなく、通販サイトなどからでも入手は可能です。

※くれぐれもリチウムイオンバッテリーの取り扱いにはご注意ください。
※カスタムライトセーバーは定期的なメンテナンスが必要です。特にリチウムイオンバッテリーのケアは重要です。


 

以上のようなお問い合わせと、それに対する当店エンジニアからの回答を第一弾としての事例を記載させていただきました。

単純な内容で、今回のような「リチウムイオンバッテリーを新しくご購入ください」という答えでも、お問い合わせいただき当店としてもひとつひとつの案件に対応はしております。
本当はユーザーご自身でちょっと検索して頂ければ解決することでも、あまり専門的な説明にならないようにできるだけわかりやすい言葉で丁寧に対応しているつもりです。
実際に本件と同じようなリチウムイオンバッテリーに関する技術情報がこちらにも記載があります。
>>トラブルシューティング
※上記リンク先のページ下の方にリチウムイオンバッテリーの充電について記載があります。

今回は第一弾としてリチウムイオンバッテリーの充電についてでした。他にも同じような案件が複数あります。

特にビギナーユーザーが初めて購入し、新品のカスタムライトセーバーを受け取った直後に作動確認をしているケースでは、「突然、電源が落ちた!」「次に起動させても電源がまた落ちた!」となる場合があります。
作動確認をしているってことは、連続使用時間が長過ぎて急激な電力降下をしての現象だと思います。バッテリー残量が無いわけではなく、簡単に言えばバッテリーの瞬発力が一時的になくなり、ボタン操作についていけない状況になっているからです。

操作に必死になり「Please!Recharge!」という音声案内をも聞き逃しているのかも知れません。

リチウムイオンバッテリーといっても単三電池を少し大きくしたくらいのサイズの電池なので、ブレードを繰り返し起動させたり消したりしながら、各エフェクトを発動させながら、BGMも鳴らしたりして、更にBluetooth通信も使用すると極端な場合ですが10分~15分も連続使用していれば完全な過放電にならなくても、急激な電力低下となっている可能性も出てきます。

通常はフル充電からでも作動確認をする場合には30分程度を目途に少し休ませながらお使いいただくのがベストです。

完全な過放電状態になるとサウンドボードの充電ポートからでは充電を受け付けなくなるので上記のような配慮も必要です。

当ブログでも何度も書いておりますが、サウンドボードを通しての充電は5V1Aに限られています。2A以上の急速充電を行うとサウンドボードが破損します。

リチウムイオンバッテリーもサイズが小さく、ヒルトの中に組み込みやすいサイズなのでカスタムライトセーバーには欠かせない電力となっておりますが、意外とメンテナンス、ケアが重要です。

本当にくれぐれも取り扱いには注意してくださいね。