XenoPixelがリリースされてから数回のアップデートがあり、現在のXENO3へと進化したサウンドボード。

SN-PIXELシリーズもV3からV4へと進化し、現在はプログラムの互換性は無くてもSN-PIXEL V4 PROというネーミングで発売されたばかりのニューサウンドボードもありますが、共通して言えるのは、操作自体はそれほど難しくはないのですが、多機能というか、エフェクト、ブレードスタイルなどの選択幅がとても広く、完全に攻略するためには日本語マニュアルは必須です。

少し慣れてくれば全く問題なく操作も設定変更もしていただけると思うのですが、今回情報共有する事例はご購入後に商品が到着してすぐというタイミング。

ボタン操作には慣れていない状態で「自分で変えた」というエフェクトチェンジの意識がないために「故障したのでは?」と考えてしまったという事例。

いずれにしてもカスタムライトセーバーの多機能さが悪戯をしたわけです。

現在のXENO3でもSN PROでもあり得ることです。いかに簡単操作と言っても大切なのは「慣れ」という点です。

この慣れるまでの時間というのは重要で、他のサウンドボードよりもよりわかりやすいし、カスタマイズもmicroSDカードから行えるというのがXENO3やSN PROの大きなアドバンテージになっていると思います。

ProffieもGHV3も一時的にはありますがOK!STOREでも取り扱いをしていた時期はありました。しかし、Proffieはカスタマイズに必要な環境が特殊で手順も複雑。

GHV3はmicroSDカードからカスタマイズはできてもスイッチボタンとモーションコントロールで操作をするのでかなり慣れないと難しいことで、「ビギナーでも楽しめる」というポリシーから外れてしまうので、OK!STOREとしては取り寄せくらいはできても在庫も持たないし、サポートも、カスタマイズも丁重にお断りしております。

それほど「ビギナーにも優しい」「ビギナーでも楽しめる」ということをOK!STOREでは重要視しております。そんなことを少し頭のどこかに置いていただき下記のユーザーQ&A事例をお読みいただけると嬉しいです。

 

では、ユーザーQ&Aでの匿名公開、情報共有させていただきます。以下のお二人分の事例ですが、偶然同じようなご質問でした。


◎ユーザー Q

所有されているモデル  Kyloren Variant XenoPixel

「電源を入れてブレードをONにした時(ブレードの色は赤色)や、サウンドフォントプリセットのカイロレンでブレードをONにした時、メインブレードが根本から伸びていく間の数秒間だけ左右のサイドブレードの根本部分だけグリーンに光ってしまいます。」

「メイン、サイド共に完全に光ってしまえば正常に作動しています。解決策はありますでしょうか?」

 


◎OK!STOREエンジニアからの A

サウンドボードは正常作動しており、これは故障ではありません。

おそらくご自分でボタン操作されているうちに、知らず知らずにブレードのイグニッションエフェクトを変えてしまって、レイ スカベンジャー用にプログラムされた「scavenger ignition」に設定されてしまったと思います。このエフェクトは起動直後にブレードのエミッター付近だけ一瞬緑色に発光し、その後はプリセットで設定されたブレードカラーで点灯します。

マニュアルにも記載はありますが、セーバーの電源はオン、ブレードは起動していない状態(アウェイクモード状態)で、電源ボタンを長押しをしてLEDランプが3回点滅、音声案内がありイグニッションエフェクトが変わります。この操作を繰り返せば最初に設定されていた「standard blade」に戻せます。

またはカイロレンのサウンドフォントプリセットのフォルダー内にあるユーザー設定ファイルを削除すればOK!STORE仕様の初期設定に戻すことも可能です。

>>XenoPixelトラブルシューティング
※上記リンク先に「XenoPixel ユーザー設定の(削除)フルリセットについて」という項目で記載があります。
※ブログに記載されているサウンドフォントのリセット方法のリンクをお知らせしました。

 


◎ユーザーQ

所有されているモデル  Vader ROTJ xeno 3

「フォントプリセット40のベイダーのライト発光の時、ライトセーバーが一瞬RGBの緑が発光してしまう。」

 


◎OK!STOREエンジニアからの A

XENOPIXELもXENO3も多機能なサウンドボードを搭載したカスタムライトセーバーです。

お客様自身で操作されているときに設定を無意識に変えてしまって発生しているものでも、ご自身に設定を変えたという意図がないと 故障した!と思われがちです。

今回も、ブレード起動時に最初の一瞬だけグリーンにフラッシュするのはブレードスタイルとしてプリセットされている「レイ スカベンジャー」用のエフェクトで異常なものではありません。

操作マニュアルをよくご覧になりイグニッションエフェクトを変更するか、SDカード内の40番のフォルダーにユーザー設定ファイルとして記録されている「.font」というファイルを削除されれば、ご自身で設定変更した内容がリセットでき、出荷時の状態に戻すことができます。

>>XENO3 v1.2.5をフルリセットする方法
※こちらのリンク先にリセット方法の手順がございます。

 


 

どちらもサウンドボードの異常作動のようにユーザーさんはお考えのようでしたが、結論は簡単、イグニッションエフェクトの変更をしてしまったというだけで、それを元に戻したということで解決でした。XenoPixelにも、XENO3にも、SN-PIXELでもそのスカベンジャー イグニッション エフェクトは存在しますので、同じように思われる方はこれからもおいでになるかもと思い今回のブログテーマにしてみました。

また、お一人目のお客さんはカイロレンモデル、お二人目のお客さんはベイダーなので、もともとプリセットではレッドブレードに設定してあります。起動したときにグリーンのフラッシュが見え、その後レッドのブレードライトアップともなれば「おっ?サウンドボードの異常?」と考えたのもわからなくはありませんが、ちょっと落ち着いてマニュアルをお読みになるか、当ブログのエフェクト紹介の動画などをご覧いただいていれば自己解決できたのかも知れません。

あるいはBluetoothアプリなどで接続できる環境でならば、アプリで確認することだってできます。今回の事例でならブレードエフェクトに何が設定されているのか?それを調べれば答えも一発。しかし、問題なのはユーザー自身が「サウンドボードが壊れている」「ネオピクセルブレードが壊れている」という先入観から発生しているトラブルなので、「エフェクトなのかも?」という疑い意識に到達していないから解決策が見つからないのです。

修理依頼フォームのページにも、先ずは壊れたのでは?と思う前に、いろいろと確認してみてください、という促しが書かれています。

今回のブログでは「先入観」が招く「故障ではない、思い込み故障」という問題について考えてみました。そうです、思い込み故障なんかで無駄に送料を支払ってお送りいただき、当店到着後わずか1分で「はい!修正完了!」となり、そして返送。

もったいなくはないですか??

 

それではまた!!