地元に戻ってからケイタのファイヤーデビルスティックを新規で製作したり、ワイヤレスマイクのヘッドセットをメンテしたり、体制を整えなおしたりしながら過ごしました。雨の中で使用しなくてもこの時期は高温多湿なので、ワイヤレスマイクのピックアップ部分のカプセルが壊れることが多いのです。OK!ヒロヤの使用してきたヘッドセットが異常なノイズを発していたので新品に交換となりました。
18日、19日の両日がデンパークでの出演で、ナイトパフォーマンスまで一日4回とかなりハード。13時が1回目なのですが、実質的に一番暑く、客席には日陰が全くないので正直なところスタートできないのでは?と思っておりました。いや、無理にスタートしない方が良いというのも選択の一つ。お客さんの心配もしなければならないほど、本当に危険レベルの炎天下でしたが、日傘やタオルを頭に乗せているお客さんも多く、様子を見ながらの展開となりました。
写真は新作したファイヤーデビル。オールジュラルミン製で削りだしのパーツを多用して、少々重量がかさんでも丈夫さを優先して製作しました。
デイライトの3回は無事にやりきることができましたが、本当に湿度と気温はヤバいレベル。テレビのニュースで「危険なので外出は控えてください!」とアナウンスしているのを聞くと、「こっちだって、そうできるものならそうしたいわ!」と自分の心の声が聞こえてきそうです。(笑)
その心の声に従ったという訳ではありませんが、パフォーマーの体調不良で19日の13時、15時のショータイムはキャンセル。これからの夏のシーズンはこういう判断も時には必要になってくるかも知れません。
そして、両日ともにナイトパフォーマンスの時間になって、ようやく普通にできる状態になります。
18日は体力も精神力も限界ギリギリで4回目となるナイトパフォーマンス、19日はその日2回目の公演となるナイトパフォーマンスを終えました。
ナイトパフォーマンスはお客さんも快適にご覧いただけ両日とも多くのお客さんと一緒に盛り上がることができました。
年々猛暑が厳しくなるばかりで真夏の大道芸実施は、自らの心配だけでなく、お客さんのことも視野に入れて安全な進行をしなければなりません。確かに楽しんでいただけるように集中してご覧いただくようなショーの構成にしていますが、そうするとお客さんもショーに夢中になっている間に本当に熱中症になりかねないので、スピニングマスターズではあまりに気温が高く、直射日光を避けられないような環境下では一部の演目を省略してショー構成を変え、所要時間を短くしたり、わざとショー中盤で集中力を欠くような構成にしたりしています。これもひとつのスピニングマスターズのオリジナリティーであると考えています。
何はともあれ、二日間で8回の予定は6回になってしまいましたが無事にショーをお届けすることができました。ご覧いただきました皆様ありがとうございました。