今回のふくやま大道芸2025はスペシャルナイト出演へのお誘いを頂いたので、せっかくなのでメンバー全員で「気合を入れて全力でやってみよう!」ということに。こういうことがスピニングメンバーは好きですし、こうした特別なことへの取り組みをするとスピニングマスターズのスキルや芸風にも良い刺激ももらえるし、何よりも経験値もあがり良い勉強になります。
以前にも書いたと思いますが、出演通知を受け取ったときから全力投球でやるからには街角全ポイントはもちろん、スペシャルナイトも一発芸もそれは同じ気持ちです。残念ながら前泊はするんですが前夜祭の時間には間に合うかどうかが確実ではなく、他の出演者さんに迷惑をかけてしまってもいけないので断念しました。この前夜祭の時だけに盛り込んでやってみようとしていたアイテムがありましたが、つい2日前にスペシャルナイトの中でかなり短くなってでも登場させようということになりました!
スペシャルナイト用のショーも練習を繰り返しているうちに次第に体が覚え、動きや立ち回りもペースアップしてきて、時間的にも余裕が出てきたため盛り込むことができました。これでOK!ヒロヤの努力はお蔵入りすることは無くなりました。
スペシャルナイトや一発芸では、ショーの構成、準備した道具、機材などもこの一夜だけのためのものも少なくありません。スピニングマスターズのイベントレポートではこのところブログ形式で「ふくやま大道芸2025出演情報」として連載をしていて、ファイヤーショーのアイテムや音響機材のメンテナンスの話題など、本番に向けての準備状況など舞台裏エピソードとして公開できる部分は掲載をしてきております。
と、書いていますが同時に自分たちも自分自身の覚えのために書いていることも多くあります。実際、やることいっぱいで忘れやすいので…(笑)
さて、今回のブログの話題はナイトショーにおけるライティング。照明機材の話題です。
中央公園のビッグステージでは音響システムもステージ照明もプロフェッショナルな専門スタッフの方々が常駐していますのでどちらも心配は皆無です。いつも素晴らしいパフォーマンス環境を提供して頂いていますので感謝しています。
ただ、照明に関してはスピニングが独特と言うか、ファイヤージャグリングが演目にあるがゆえにという重要な理由があって持ち込みをすることもあります。
どういうことなのか、それはナイトショーでジャグリングをするとなると手元を照らすライトが必要になったり、暗いところでのファイヤーショーはパフォーマーも炎に視点が行きやすく、グリップを確認しやすいようにしておくことが重要なので、どこの現場でもナイトパフォーマンスをする予定の時には自前の照明機材を持ち込みます。ジャグリング中の手元が見やすいということが大切で、実際にショーをする時間帯の暗さに合わせて事前練習をする時もあるくらい重要です。
ただ、明るければ良いという訳ではなく、お客さんから見ていただきやすいライティングが強ければパフォーマーは眩しい状況になるし、逆光の中で飛んでくるファイヤーアイテムを探すことになります。場合によってはパッシングやディアボロパスの時などは、まるで光の塊りの中からワープで飛び出してくるファイヤートーチを、一瞬で見つけてキャッチをするというような、例えようのない状態になりドロップを連発してなかなか成功しないときもあります。実際にパフォーマーから見ると下記写真のような状態に見えます。
お客さんから見て、パフォーマーを見やすいライティングと言うのはステージの照明スタッフさんがやっていただけますので、スピニングが自前でライトを…と言っているのは、あくまでも夜間のジャグリングでミスをなくするためのパフォーマンスアイテムの一部でもあるのです。
毎年、デンパークなどをはじめ、いろんなところでナイトパフォーマンスをするので、最低限の必要な機材は揃っています。
大抵の大道芸現場ではお客さんからも見てもらいやすいようにするためのライトや演出上必要となるライトもあるので大量になることもあり、大量のステージライトを使うとなると、たとえLEDで消費電力が抑えられているとは言っても、音響で使用する電力と合わせれば結構な使用量になるので、音響優先なので負担をかけないためにも照明用としてここでもポータブル電源が活躍します。
またまた、ここでもポータブル電源が活躍するのですが、コンセントから電気を貰って照明をセッティングした時にはあまり気付けなかったのが、LEDのステージライトなど、LEDだからって消費電力は多少は軽減されていても思った以上に電力を使います。
このようなLEDステージライトはカラーチェンジも遠隔操作で出来るので演出にも使え、普段のナイトパフォーマンスでは主には正面側や斜め前からパフォーマンスエリア全体を照射するのに使っています。ギャラリーから全体的に見やすくするための機材なので、今回のふくやま大道芸ではこれは必要ないでしょう。
こちら ↓ は重要です。自作の照明機材で、スピニングメンバーでは通称「お片付け箱」と呼ばれている台車に装着されていて、バッテリー駆動なのでセッティングに時間がかからないのがメリットです。
こういう市販品の作業灯も時には使います。100V駆動なのでポータブル電源とセットで使いますが、十分な明るさがあって広範囲を照射出来るので助かっています。通販サイトが格安!メイド イン チャイナです!どっかにぶつけると簡単に破損しますので要注意です。(笑)
これも必要です。
パフォーマーの手元を照らすのに使用するライトはカラーチェンジ機能などはなく、いわゆるLED投光器とかLED作業灯と言われているものです。できるだけ素早くセッティングするためにコードレスが好ましいので、スピニングは18650型のリチウムイオンバッテリーを6本も使うLED作業灯を所有していて、コンセントもポータブル電源も必要なく、配線を引き回す必要性もないため大道芸現場では活躍しますが、かれこれ30本ほどの充電をしなければならないため事前の充電作業が大変!(笑)
100W相当と30W相当の明るさのがあり、これらのLED投光器は連続して1時間以上は余裕で使えますので1日2回のナイトショーはできるという訳です。こんな人差し指1本と同じサイズの電池でコンセント&配線のわずらわしさから解放されるのは大きなメリットです。ホント、10年くらい前まではハロゲン球の大きな投光器を使っていて、2個点灯させるのがやっと。当時のホームグランドになっていたジャズドリーム長島では3個も4個も点灯させるとブレーカーが簡単に落ちました。(笑)
後は現場で判断となりますが、どうやって配置を決めるなどのセッティングをするのか?あくまでもスピニングの場合ですが、パフォーマーが動き回るエリアの斜め後ろ上からと下から、両左右下から照らすのにLED投光器を使用しています。
できるだけバッテリー駆動ができるLEDの投光器で、素早くセッティングでき、終わったら素早く撤収すること、
このGW中にちょうどオファーがあったイベント出演でナイトショーを実施する機会があったので、機材点検や、セッティング確認ができてとっても助かりました。
こうやって一つ一つ準備は進んでおります。
次回はKEIKOママが担当する衣装、小物などの話題です。
それではまた!!皆さんも楽しいGWをお過ごしください。