急な気温変化に体を慣らすのも大変な時期になってきました。
一昨日はデンパーク、昨日はHOWAフェスタでの大道芸でした。デンパークの日はまるで真夏のような蒸し暑さで、4月とは思えないほど集客に苦戦しました。4月で30℃近い気温、この先、夏はどうなっちゃうんでしょう。
早くも日傘をさしている人も多くみられたこの日のデンパーク。冬でも半袖TシャツというOK!ヒロヤは冬に強く夏に弱いという習性(?)があります。(笑)この日は急に気温が上がった為大変な様子でした。
デンパークでスピニングマスターズの大道芸パフォーマンスにお集まりいただきました皆様、暑い中最後までご覧いただきありがとうございました!
そして次の日は三重県の津へ。HOWAフェスタでショーを実施させていただきました。不定期ではありますが大道芸をさせていただくようになってからまだ5回目か6回目なので、大道芸が定着していないこともやや感じられ、こちらも序盤の集客で苦戦気味。
お集まりいただいたギャラリーの皆さんは大いに盛り上がってくださって雰囲気はとっても良いのですが、やはり急激に夏のような蒸し暑さが影響しているのだと思います。
ショータイムが始まる前の本当に前座として60秒のファイヤーソードのパフォーマンス。スイングさせると炎がグーンと伸びるというギミックのもので、これもスピニングオリジナルのパフォーマンスアイテム。大道芸始める前の呼び込みもする前に始まるのでショータイムスタートギリギリにお集まりいただくとこの写真のシーンはご覧になられていないかも。早くから集まってくださった皆様への感謝としてのパフォーマンスでもあるのです。
ただ、ヒロヤが真剣な表情でやっている背後ではケイタが準備などをしていてザワザワとした中でやっておりますが…。(笑)
HOWAフェスタでスピニングマスターズの大道芸ショーをご覧いただきました皆様、誠にありがとうございました!
さて、このレポートページでは今回で5回目になる ふくやま大道芸2025の連載企画のブログ。ここまでは順調に毎日欠かさずアップできております。(笑)昨日も大道芸のインターバルにも時間があれば練習や技のすり合わせをすることがあります。
もちろん、人目につかないところでひっそり隠れて。(笑)写真はHOWAフェスタのバックヤードで。
本番のショーの中でテスト的にやってみることも一つ二つの技だけならできなくもないのですが、ルーティンを通してなどは滅多にやることはありません。だって、ルーティンが完成して流れが出来上がっているだけで、完成度という部分では、まだまだこれから仕上がっていくので、現時点で自分たちは納得していないから。ふくやま大道芸当日まで人目に触れることは無いでしょう。それにふくやま大道芸2025でのスペシャルナイト用に製作したショーなので恐らくその時1度きりになるのだと思います。
スピニングの普段の練習は真夜中だったり、早朝だったり、とにかくケイタのスケジュールに合わせて動くことが多いです。なので、土日などの大道芸やイベント出演の時の空いている時間というのは大変貴重で、ちょっと新しいアイデアが浮かんだり、動きを変更したいときなどはたとえ5分、10分だけであってもサラッとやるようにしています。こういう点では普段は別々で暮らしてはいても、家族経営であるところのメリットです。
このレーポートページで「ルーティン」というキーワードが多々登場していると思いますが、簡単に言えば「流れ」という意味に近いもの。スピニングのショーでは技を一つ一つ単体で披露するスタイルではなく、いくつかの技を繋いで1つの流れを作り、さらにそれらをディアボロ、デビル、トーチ、ソードなどのアイテムごとにまとめて組み立てており、その状態をスピニングメンバーはルーティンと言うのです。
よくメンバー間で何気ない話題に出てくるのですが、ファイヤートーチのジャグリングやパッシングの技を並べて繋いでルーティンを完成させるのは「これとこれとを、ここでつないで…」とか「この技は4回よりも3回パスしたら、この動きで次の技へ…」という感じでスルスルと決まっていくのですが、やり慣れているトーチやデビルと違いセーバースピンパフォーマンスのルーティン作りには時間がかかりました。トーチルーティン完成までの必要だった時間が10倍くらい。(大袈裟な話ではなく本当です)
道具に関してもルーティンが変わると使い方なども変わるので仕様が変わることがあります。例えばショーの中でルーティンが完了するまでの所要時間、いわゆる尺というのが伸びると必要となる燃焼時間も伸ばす必要が出てきます。逆に短く成れば燃焼時間を減らすこともできるので、無駄に燃料を消費することなく、程よいタイミングで炎が徐々に小さくなることを計算して設計を変えることもあります。
実は今回のために用意しているファイヤーデビルのプロトタイプ(スペシャルナイト専用)に関しては現在4本目を製作中。これは普段の大道芸ではやらないことをやろうとしているので、いろんな調整が必要なためなのです。モノ作りとルーティンの組み立てと言うのは一見別々のことのように思えますが、並行して行うべき1つの作業だと言えます。
新しいアイテムが完成すると夜中だろう集合してテストをしたり、練習したり…。
スピニングマスターズのパフォーマンスは火気を使用するものが多いので練習中、新アイテムのテスト中などの火傷があります。特にテストの時にはどの程度の炎になるのかなどの「程度」というのがまだ把握できておらず、本番でより安心安全に実施するためには何度もテストをしながら、その「程度」というのを見極めて使い方や仕込みを決めるのです。
写真は数日前に火傷をしたOK!ヒロヤの指。失敗は成功の基などとよく言いますが、時には失敗もしないと限界点がわからないこともあるので、安全実施のためには必要なことだと思っています。この時はやや強風で炎が予想外の方向に流れたためでしたが、あらゆることを想定しなければならないので、これも経験として必要なことなのです。
この写真の後、水膨れとなった指のままではショーができないので針で水を抜いて特大のバンソウコウを貼って無事にHOWAフェスタのショーをやり切りました。
よくショーを見てくださったお客さんから「火傷はしないんですか??」とショーの後お声がけしていただくことがありますが… … 普通にします。(笑)ただ、炎の扱い方も理解していますし、限界を知っているので大事にはなりません。そしてもちろん、本番では安心安全の上に成り立っているパフォーマンスであることは間違いありません。
それではまた!!