今回のブログは、当店から出荷する前に行っている「作動確認」について。

次回予定している「メンテナンス情報」につなげていくための前説みたいなものです。

 

カスタムライトセーバーの出荷直前にはバッテリーをフル充電して、そしてブレードを装着してから細かく作動チェックをして、いくつかのサウンドプリセットで動作確認を動画で撮影しておくほど、徹底したチェックをしてからそのまますぐに梱包をしております。

こちらの動画は最近発送したOBI-WAN ドラマ版のXenoPixel仕様をプリセット変更やブレードスタイルについて作動確認中のものです。

こちらは最近のもの。XenoPixelキャンペーンに入ってからはBGMモードでの再生確認もします。できるだけ付属品も梱包漏れがないように一緒に撮影するようにしています。

これらの作動チェック中の動画保存は、もちろん梱包時のミスをなくす目的でもありますし、お客さんに届いて直後にいきなり「起動しない!」などという不測の事態かつ、失望させないためにコツコツと努力をしているわけです。なので、調整、作動確認を含めて梱包作業は1セットあたり1時間以上と作業も時間がかかります。

こうした作動確認動画は半年分は当店のサポートエンジニアのパソコンに保存されております。なぜそこまでするのか?それは運送上のトラブルへの対応も考えてのこと。

いったん運送会社に委ねてしまってからは「どうなっているのか?」「どのように運ばれていくのか?」そこは信頼関係でしかありません。

ちょっと運送中のトラブル事例も隠さず公開したいと思いますが、実際に今年の夏に発送後のトラブルがありました。その時僕らOK!STOREスタッフはまったく不思議だったんですが、こんなこともあがあったんです。

状況は「スイッチのパーツが飛び出している」という一報がメールで届いたところから始まりました。接着剤で固定されているはずのスイッチのリムが浮き出てきているという報告。

梱包時には外観も含めてきちんと作動確認もしていたので、「ええ?なぜ?」というキツネに騙された感じしかありませんでした。すぐに新品を発送しなおし対応。そして不具合があった製品を返送してもらいすぐに浮き出ているという状態を確認。そしてすぐ理解できました。

ヤマト運輸で発送したんですが、追跡情報で確認すると何度かお客さんが不在で配達員が持ち帰っていたようです。

強烈な炎天下が続いた8月のことでした。当然、配達されないまま灼熱の車内に置かれたままの商品。結構長い時間続きました。そして配達され、お客さんは開封、パワーオンして軌道はできたもののスイッチ周辺に何か浮き出てきているパーツを発見。最初は微量だったそうです。それが何度かスイッチ操作を繰り返すとスイッチのスプリングの力でヌルヌルとスイッチ固定用の部品が飛び出てきてしまって、そこでお問い合わせのメールを当店にいただきました。と、こういう流れでした。

新しくお送りしたヒルトは快調に作動していて、お気に入りいただいたとの返事をいただき、当店スタッフも一安心。今もそのセーバーでお楽しみいただいていると思います。

この時にも運送会社にクレームをしようとふと思ったんですが、暑さのせいでという部分は証明しにくいのです。ま、こんなこともそうそうないかと思い、その時は1度だけならと飲み込んで終わりました。

 

しかし、その後ももう一件。今度はセーバースタンドでしたが、新品の状態で発送するときには保護シートが張られた状態か、ビニール保護材でクルッと巻き付けて、とにかく、傷が付かないようにして梱包するんですが、この保護シートがやはり炎天下に置かれたため、もしくは車内温度が高い状態で長時間置かれていたことが原因でセーバースタンドの表面に保護シートの痕が残ってしまうトラブルへ。

すぐに別のスタンドをお送りしてご満足いただけましたが、これらは誰の責任?と思ってしまうのも本音。当然、お客様には何の落度もないわけで…。

この時代は車社会でのドライブレコーダーなど証拠動画や画像によって証明される時代。同じようなことですね。

製造上の問題、設計上の問題に関してはメーカーというか、ファクトリーの責任であることは明白です。また、梱包するセーバーを間違いて別商品が届いた!などということは当店の責任です。どれほど細かく検品してから厳重に梱包していても、輸送時に天気が原因で発生する問題はいったい誰の責任となるのか?輸送時の問題も視野に入れて運送会社に証拠資料提出ができるように対策をしているというわけです。

パフォーマー業の方でも7月、8月の晴天時はデイライト屋外でのファイヤーショーなど自殺行為。(笑)
そして真剣にカスタムライトセーバーをクール宅急便で発送しなければならないような日本の夏がやってくるのかもしれませんね。笑い事じゃないよ、ホントに。

 

次回はお役に立てるメンテナンス情報を公開します。