この冬最初のセーバースピンのナイトショーを無事にスタートできてホッとしているOK!店長でございます。

さて、今回は技術的なメンテナンス情報です。知っておくと便利かな?と思いますが、かなりの長文です。(笑)

XenoPixelモデルでもRGB-Xモデルでも基本的には同じなのですが、ちょうどXenoPixelキャンペーンを展開中ですし、基本XenoPixelのモデルで情報公開させていただきます。

と、その前にこうしたメンテナンス情報を何故ブログなどで公開しているのか?そこのところをちょっと説明させてもらいます。前ブログ記事の続きでもあるんですが、とどかられたカスタムライトセーバーですぐに楽しんでもらえるようにと当店スタッフは考えています。

当店のカスタムライトセーバーに付属している日本語マニュアルは完全オリジナルで、注意事項をまとめた「はじめにお読みください」というページから始まり、XenoPixelなり、RGB-Xの「ボタン操作方法」のページ、そして各モデルのバッテリーチャージのやり方や、バッテリーを取り出すまでの「分解組み立て手順」のページなどがあります。

マニュアルのページが多いモデルになると、10ページにもなるモデルもあるほど詳しく説明しています。さらにはブレードプラグを付属している場合で注意が必要なモデルには「ブレードプラグの取り付け方法」も書かれています。

すべてのカスタムライトセーバーに付属している日本語マニュアルで、中でもヒルトの構造が複雑化しやすいプロップ系のモデルでは1つ1つのモデルごとに詳しく説明文を変えてあります。

カスタムライトセーバーはモデルごとにバリエーションが多いことや、完全マニュアルを制作したつもりでも、やがてメーカーは仕様変更したり、デザインを変えたりして少しずつ進化しており、そのためにマニュアルに書かれていること以外でも少し付け加える必要があります。当ブログなどで情報公開していくのも情報の即効性という点でも重要だと考えております。

今後も「メーカーが仕様変更したため」、「お客さんからの質問に対応するため」、「モデルのバリエーションが追加された」、「マニュアルに追記した方が良いと判断したとき」などなどの、追加情報の必要が生じた場合には当ブログページでの公開をしていこうと思っています。

 

で、やっと今回のブログテーマ、本題のメンテナンス情報についてです。

今回は2種類のコントロールボックス付きのカスタムライトセーバーに照準を合わせてスイッチ関係について詳しく書きます。

ご購入いただきましたお客さんからのご質問でたまにあるのがスイッチ周りの作動について。どういうことかと申しますと、LUKE EP4 グラフレックスやRey EP9、ANAKIN EP3など、以下のモデルについてコントロールボックスにスイッチが組み込まれているモデルのスイッチの操作感についてなのです。

この ↓ モデルをお持ちのユーザーの方たちにはお役にたつ情報だと思います。

Darthl Vader EP4 Variant XenoPIxel

Luke EP6 Ver1 Variant XenoPixel

Luke EP6 Ver2 Variant XenoPixel

Obi-Wan EP4 Variant XenoPixel

Luke EP4 ver3 Graflex Variant XenoPixel

ANAKIN EP3 ver3 Variant XenoPixel

Obi-Wan EP3 Variant XenoPixel

Rey EP9 v2 Variant XenoPIxel

いわゆるこれ ↓ が付いているカスタムライトセーバーです。

このコントロールボックスの構造から説明させていただきます。こちらの略図をご覧ください。側面から内部構造が分かるようにした図面です。

本来のモーメンタリースイッチ(ボタンスイッチ)はシャーシに取り付けられています。スイッチボックスの上部にスイッチパネル(サーキット)がスライドして取り付けられる構造になっているのですが、スイッチパネルからモーメンタリースイッチまでの橋渡しのためにプッシュロッドと呼ばれるアルミ製のパーツが入ります。

取り付けられたスイッチパネルを押すとプッシュロッドは内部がスプリング式でモーメンタリースイッチを押す役割があるのです。動画のようにスムーズに動くはずです。

このプッシュロッドの高さ調整がセーバーの操作を行う上で重要になってきます。クリック感、操作感というのはこのプッシュロッドの調整で決まるといっても過言ではありません。

スイッチパネルを押したときの感触がどうもしっくりこないなぁと思われるときや、ちょっとスイッチパネルを触っただけで起動してしまう、または、スイッチを押したままの状態になってします場合にはまず以下のことをご確認ください。

1)モーメンタリースイッチの高さ調整。これは上記図のスイッチサポートねじで調整可能です。このスイッチサポートねじは長いイモネジで付属の六角レンチで回すことができます。このねじはあくまでも調整用で下からモーメンタリースイッチがハンダ付けされている基盤を押し上げています。しかし強く締め付ける必要はありません。ヒルトから飛び出ない程度で軽く止まるところでOK。こんなにゆるゆるで大丈夫なの?というくらいでもOKです。逆に締め過ぎは禁物。スイッチ基盤が変形してしまうのでご注意ください。

※上の画像はほかのモデルですが、スイッチ基盤は同じです。スイッチサポートねじを締めすぎたことによる基盤の変形の状態です。この基盤は充電回路が断線しました。

2)プッシュロッドの動き。上の動画のようにスムーズに動いていれば大丈夫です。屋外でセーバーを使用したりしてホコリなどで少し動きが悪い場合にはシリコンスプレーを少量吹き付けていけば大丈夫です。

 

3)プッシュロッドとスイッチパネルとのクリアランス調整。マニュアルにも書かれているのですが、スイッチボックスの穴にプッシュロッドを入れて(取り付けて)から六角穴ボルトでスイッチボックスをヒルトに固定するんですが、この時にプッシュロッド自体がスムーズに取り出せる、あるいは動かせる状態でスイッチボックスをこていする必要があります。

固定する前にプッシュロッドの動きを少し押し込んでみてスムーズに作動しているかなどを確認してください。前後左右どの方向にもテンションがかかっていないフリーな状態が理想です。

スイッチボックスの穴、ヒルトの穴、2つにズレがあれば作動がスムーズではなくなるし、プッシュロッドが入らなくなることもあります。

※ここまで1)~3)までは出荷直前に調整をしておりますので、基本的には届いたときには不要ですし、不必要な分解組み立てはできるだけしない方が良いと思います。

 

さらにここから先はユーザー自身の自己責任でお願いします。

4)最後にスイッチパネル(サーキット)を取り付けます。プッシュロッドの上までスライドさせて規定のポジションまでくればOK。ポジションまでスライドさせたらセーバーがパワーオン状態になったという場合にはスイッチサポートねじを締めすぎです。少し緩めてみましょう。

規定のポジションまで取り付けられたら、スイッチパネルを押してみてクリック感を確認してください。かなり押し込まないと反応しないという場合にはスイッチサポートねじで再調整するか、プッシュロッドの長さ微調整で解決します。

付属のシムステッカーを使うか、プッシュロッドに調整ねじが付いているモデルもあります。

シムステッカーの使う場所はこちら。

プッシュロッドに調整ねじが付いているモデルの場合は簡単です。

 

5)めったにありませんが、スイッチパネルの変形や個体際によって動きが悪い場合には思い切ってスイッチパネルの両側面にサンドペーパー(#300~#400)を使って少し磨いてあげることで動きがスムーズになる場合があります。プリント基板などにつかわれる素材と同じ樹脂製なので簡単に削ることも可能です。(自己責任でやってください)

 

6)スイッチパネルが操作しているときにズレてくるのが気になる方は付属のフィルム両面テープでスイッチパネルの端を張り付けておくことも良いと思います。

また、空いている方の穴を利用してスプリングを入れる方法でもリジット感は増します。

ホームセンターなどでも入手可能な汎用品のスプリングでOKです。

7~8センチの長さで売っている7ミリくらいの線径を使いました。

カットして15ミリ~16ミリくらいの長さに調整して入れてくださいね。

 

以上のようにスイッチボックスの組み立て時の調整でクリック感や操作感は向上します。あくまでもカスタムライトセーバーなので、こうした調整は当たり前のようにあると思っていただければと思います。

 

そして、ちなみになんですが、こちらのモデルにもスイッチボックスは付いております。

ANAKIN Drama Variant XenoPixel

Obi-Wan Drama Variant XenoPixel

ANAKIN EP2 XenoPixel

しかし、少しだけ構造が違いますので説明させていただきます。

まずANAKIN EP2 XenoPixel はスイッチボックス(コントロールボックス)は付いておりますが、スイッチ機能はこの部分ではありません。(下記画像参照)したがって、スイッチ関連の調整は不要で常に快適な操作感です。

実はこのモデルはサイズ感をよりリアルにするために起動スイッチはエミッター側にあります。なので、ここまで解説してきたプッシュロッドの調整は全く不必要で、OK!STOREのスタッフで操作してみたところ、一番操作感がスムーズで、かつ操作しやすいというメリットがありました。特に両手で構えているときなどはブラスターブロックやロックアップを発動するのがとてもやりやすいのです。実用的だと思いました。

これは、スイッチパーツなどの調整作業は不要で、操作感は快調そのものなので飛ばします。

 

一度分解してしまうと再調整が少し難しいのがこの二つのモデル。
※できれば不要な分解組み立ては避けてもらった方が良いです。特に商品到着直後に興味本位で分解するとどの状態が正常だったのかわからなくなるケースもあります。

ANAKIN Drama Variant XenoPixel

Obi-Wan Drama Variant XenoPixel

こちらが内部構造の図面です。

写真でご覧いただくとわかると思いますが、ヒルトと、スイッチボックスという2つの構造ではなく、スイッチボックス自体がパイプ部分とボックス部分に分離しています。

特にパーツ点数の多いオビワン ドラマ版で分解状態の画像を見てみましょう。

スイッチボックスはパイプ部分と一体ではなく、パイプパーツとスイッチボックスパーツ(四角い部分)とが分離しているタイプです。そして細かい部品点数が多いのが特徴です。
※何度も書いて恐縮ですが、マニュアルではリチウムイオンバッテリーの脱着ができるところまでは分解手順を書いておりますが、不必要な分解はしない方が良いです。

 

しない方が良い、と書いた分解ですが今回はメンテナンス情報として公開しておりますのでバッテリー交換やスイッチ操作感再調整の時などには以下のように分解手順を書いておきます。


①まずポンメルを外します。

 


②スイッチパネルをスライドして抜き取ります。ちなみにこのモデルのスイッチパネルは金属製です。折り曲げないようにご注意ください。

 

③スイッチパネルを抜くと板バネが見えます。真ん中に六角穴ボルト(ボタンボルト)があり、それを付属のレンチで外せば板バネの下にプッシュロッドが確認できます。

 

④この状態でプッシュロッドは取り出せます。指やピンセットなどでスルッと出てこない場合には調整が必要です。通常は簡単に抜き取ることができると思います。

 

⑤次にヒルトのスイッチボックスから前半分(ジャバラグリップとエミッター部分)を外します。ねじ式になっていて簡単に外せますが、内部はPogoPin基盤と年輪基盤の接触部分があり、あまり勢い良い回すとPogoPinのアンテナピンが曲がったり変形しますので十分に注意しながらゆっくりと回してください

 

⑥続いて側面のデザインボルトを2つ取り外し、スイッチボックスを抜きます。

 

⑦パイプごとスイッチボックスを抜き取るとヒルトパイプの中にモーメンタリースイッチ(電源ボタン)が確認できます。

 

⑧裏側にはシャーシ固定用のねじと、スイッチ基盤の調整ねじがあります。上記写真ではレンチが刺さっているのがシャーシ固定用ねじです。どちらも外せばシャーシは抜き取ることができます。

 

この状態でリチウムイオンバッテリーの脱着は可能となります。

 

それではここから折り返し地点。組み立ては逆手順で大丈夫ですが、組み立てるときにはプッシュロッドの調整が必要になります。

以下のことについて注意しながらスイッチの操作感を調整してみてください。

まず、プッシュロッドを入れる前にスイッチサポートねじをヒルトの表面と同じ位置になるくらい軽く締めておきます。あまり締めすぎないように、またサポートねじが入り過ぎないことが大切です。モーメンタリースイッチの基盤を押し上げ過ぎることになり、最後にスイッチパネルを装着したときにスイッチが入りっぱなしになる症状になります。

 

もう一つの注意点は、板バネの取り付け。センターの六角穴ボルトを締めるときに板バネの向きが真っすぐではなくなると、スイッチボックスの側面に接触します。(写真の×印)

この状態では板バネがスムーズに動いてはくれません。ボルトを締めるときには板バネをしっかり持ってボルトと一緒に回転しないように固定してください。

スイッチパネルをスライドさせながら取り付けてみてスイッチを長押ししている状態と同じになってしまったらもう一度スイッチサポートねじを調整しなければなりません。納得できるスイッチ操作感になるまで繰り返し調整します。

満足結果が得られたらスイッチ周辺の組み立て完成。

そして最後にスイッチボックスの調整が完了してジャバラグリップ側と組み合わせるときにはPogoPinと年輪基盤の部分に注意してください。しっかりシャーシに取り付けられているか?PogoPinのアンテナピンに変形はないか?そして可能であれば接点復活材やシリコンスプレーなど潤滑剤になるものを少量吹き付けておくとアンテナピン変形などのトラブルを防げます。

ヒルト全体の組み立てが完成したらスイッチパネルでパワーオンにできるかを試してその時のクリック感などを確かめてください。

こうして微調整したカスタムライトセーバーは気持ちよく使えるものです。

特にスイッチボックス付きのカスタムライトセーバーの操作性、操作感などについてかなり詳しく書きましたが、スイッチ基盤をしたから押し上げる役割のスイッチサポートねじはほかのモデルでも同じです。「締めすぎないこと!」このことを覚えておいてください。

 

それでは皆様のカスタムライトセーバーが快調に作動するためにメンテナンス情報は随時更新していきます。