皆さんクリスマスはいかがでしたか?いよいよ今年のクライマックス、残り数日となりました。

僕らはクリスマス当日はナイトショーまで4回のショータイムがあり体力的にも限界ギリギリ。そして3回目のショーは雨が降り出してエンディングまでギリギリ。(笑)

弟との数年ぶりのショーで、しかもセーバースピンにバトルねたも盛り込んでのスペシャルショー。こういう特別なことをすると初心にかえったような若干の緊張感もあって、そこがまた面白いのです。

残念ながら4回目のショーは大降りになった雨で中止になってしまいましたが最高に楽しいクリスマスの夜でした。
詳しいイベント報告記は こちらに公開されています。
>> https://spinning4.com/blog_eReport/

 

さて、今回のブログテーマは電池。

カスタムライトセーバーにとってリチウムイオンバッテリーの存在は欠かせないものです。そしてパワーソースとして重要な役割があります。どんなものでも電池と名の付くものを使用していれば当然なことですが、電池のパワー不足は機能を100パーセント発揮できないばかりか、故障につながるケースもあります。

 

今回はリチウムイオンバッテリーの取り扱いについて書いていきたいと思います。

当店で取り扱いのあるカスタムライトセーバーにはそれぞれサウンドボードシステムに応じてリチウムイオンバッテリーが付属されます。ごくわずかなモデルにだけはリチウムポリマーで形状が違うものがありますが、18650というサイズが標準装備されています。これは当店のカスタムライトセーバーだけでなく、多くのメーカーがこの小型でパワーのあるリチウムイオンバッテリーを採用しており、これがあるからこそ、様々なエフェクト、ブレードスタイル、BGM再生、効果音再生などが可能なのです。

なので、このリチウムイオンバッテリーの健康維持がカスタムライトセーバーを作動させる上で一番重要なメンテナンスなんじゃないかと思います。

玩具のライトセーバーもレプリカモデルのセーバーも電池は必要ですが、玩具という位置づけのものは市販品で入手しやすく、取り扱いがより簡単なアルカリ電池を複数使用するものが一般的です。ただし、アルカリ電池ではネオピクセルブレードなどを点灯させ、しかも効果音やBGM再生などもするとなると電池としてのパワーが十分ではありません。

直列で3本の単四型アルカリ電池を使用しても4.5vは確保できますが、瞬間的に必要となるパワーが足りなかったり、電池のライフサイクルが極端に短くなったりします。その点に比べてカスタムライトセーバーを採用しているリチウムイオンバッテリーは小型なのでセーバーヒルトのデザインを犠牲にすることなくリアルな再現が可能であるばかりか、軽いので振り回すことにも負担は少ないというメリットもあります。

 

カスタムライトセーバーでは既に一般的となった多くのプリセットで多彩なブレードスタイルやエフェクトに加えて、効果音、BGMの再生までリチウムイオンバッテリーのパワーだけで駆動が実現している点は素晴らしい技術だと言えます。

しかし一方ではこの小型で細身のヒルトに仕込まれたリチウムイオンバッテリーのケアは必須で、十分なメンテナンスをしてやらないと実力を発揮できないという手のかかる部分もあわせ持っているのも事実です。

ではどのようにケアをするべきなのか?カスタムライトセーバーを安定させるために必要なことは何なのか?こうした疑問もあるでしょう。楽しめるためにはそれなりの準備が必要なんだということを理解しておくことが大切です。

OK!STOREでは出荷直前にバッテリーチェッカーを使用してバッテリーの健康状態を確認しながら充電をしています。

皆さん、よくご存じだと思いますが少し解説しておきます。リチウムイオンバッテリーの電圧は表記は3.7Vですが実際には4.1Vほどあります。電流は充電中なので1A弱でされている状態が確認できます。

 

 

 

それでは最初に書いておきますが、一番マズイ、やってはいけないこと。

バッテリーの過放電、過充電です。どちらもバッテリーにとって良くありません。

過放電に関してはこういう事例です。
セーバーを使用して存分に遊んで楽しんだ、イベントなどに持ち出して使用したという後、しばらく使用する予定がなかったので、そのまま放置して数か月経過…。

これはバッテリーを充電もせず、長期保管状態なのにバッテリーも外さず、これは一番マズイこと。もしもアルカリ電池なら消耗しきった状態で保管していて白い粉(液漏れ結晶)を吹いてバッテリーターミナルや基盤を壊してしまったという状態と同じ状です。

幸いにもリチウムイオンバッテリーは白い粉が付着するような状態にはありませんが、リチウムイオンバッテリーが死んでしまうことがあります。完全にゼロになると蓄電能力を失ってしまうことがあり、電圧検知できなくなったり、最悪の場合、そのままXenoPixelなどのマザーボードにある充電機能で充電をしようとしてマザーボードのICを故障させてしまったケースもあります。

最近OK!STOREに「起動しなくなった」ということで修理依頼で届いたセーバーで帰ってきてからすぐにバッテリーの状態を確認したところ完全なゼロの状態。これでは起動するどころか、パワーオンにもできません。フル充電をして作動確認をし、その日のうちに返送いたしました。

こうした過放電を回避するには、定期的な充電をすること。それしかありません。マザーボードの充電機能を使用してセーバーの充電ポートから充電をする場合には仕様を理解して(XenoPixelやRGB-X、SN-PIXELなら5V1Aが指定です)適切な環境で充電をすることです。マザーボード(シャーシに取り付けて)で充電する場合は5V1Aが重要ですが、バッテリーだけでの充電で専用の充電器を使用するのであれば急速充電(2Aや3A)も使用可能です。

つまり、XenoPixelやSN-PIXEL、RGB-Xなどのマザーボードが2A以上の電流に対応できないということを覚えておいてください。

 

 

また、長い間使用しない場合、セーバーを保管するときにはリチウムイオンバッテリーを外しておくか、シャーシのホルダーとリチウムイオンバッテリーのマイナス端子側の間にフィルム状の絶縁シートを差し込んでおくことです。長期保管時のバッテリーホルダーに入れっぱなしというのは絶対に良くありません。

そして、うっかりしてて、この状態(完全にゼロ、過放電)になってしまった場合。いわゆる、しばらく使っていなくて久しぶりに電源を入れようとしたら「パワーオン!」にならない。全く作動しなくなっていた。この状態ではまだ何処も故障はしておりません。こうなってしまったら一番良い充電方法はセーバーの充電機能を使わずに、リチウムイオンバッテリーをバッテリーホルダーから取り出して、リチウムイオンバッテリー専用のチャージャー(できればリフレッシュ機能とか放電機能とかが付いている充電器)でチャージするのがベスト。

セーバーのマザーボードを壊すことなくバッテリー単体で充電すれば一番良いと思いますが、逆にやってはいけないことは、急いでいるからとセーバーの充電ポートにスマホなどで使う急速充電器を使用すること。

特にリチウムイオンバッテリーが完全にゼロになっている状態では最低限3Vを検知できないので、充電ができなくなっているのだから5V2Aなどを流しても充電はされません。しかも2Aを使用して充電ポートからだとマザーボードを経由することになるのでXenoPixelであれば充電機能を故障させてしまう可能性は大きいです。

 

続いて、セーバーを使用中にリチウムイオンバッテリーの残量が減った場合。

XenoPixelであれば「ローバッテリー!プリーズ リチャージ!」と音声案内があります。この音声案内が聞こえている状態であれば正常な充電が可能なので、セーバーの充電ポートから5V1Aで充電を開始できます。充電ポートにケーブルを差し込めば「チャージング!」と充電開始の音声案内があります。その後、既定の蓄電状態になれば「レディー!」と充電完了合図が音声案内されます。

ただし、ちょっと覚えておいてほしいのが、最近のカスタムライトセーバーの多機能さがバッテリーを酷使するので、バッテリーの「持ち」が早くなったりします。ネオピクセルブレードを駆動しつつ、効果音再生、BGM再生と電力消費が激しいので仕方がないことでもあります。特に大尋問官( Grand Inquisitor Variant XenoPixel )や、クリムゾンメナス(Maul Crimson Menace Variant XenoPixel )などの1つのサウンドボード、1つのリチウムイオンバッテリーで、2本のネオピクセルブレードを駆動させ、しかもキャンペーン用に用意したBGM再生をしながらだと、連続使用すると15分程度しか使えないケースもあります。特に冬の寒い環境下ではバッテリーも元気が半減します。

もちろん、断続的にお使いいただければその倍の時間は持つと思いますが、連続使用で急激に電力消費させるのもリチウムイオンバッテリー的にはできれば避けたいもの。

通常のシングルブレードで18650サイズのリチウムイオンバッテリーを搭載しているモデルでは断続的な使用60分以上は大丈夫だと思います。(ユーザーの使用環境、使用時の気温などにも左右されます)

 

もう一つの注意事項というか、覚えておくと焦らないで済むのが、リチウムイオンバッテリーのパワー不足になったときに発生する症状。BGM再生、エフェクトサウンド再生などでノイズが入ったり、音割れすることもあります。

どういうことなのか、ひとつ例を挙げて説明しますと、当店から発送するときにはリチウムイオンバッテリーは専用充電器で一度フルチャージをしております。バッテリーの状態もチェッカーで確認しています。その後そのバッテリーを取り付けて、ブレードを装着し作動確認を5分程行い梱包へと進みます。

運送会社によって輸送されお客さんに届けられたカスタムライトセーバーは、開封され、組み立てられて、初めて電源がオンに!無事に起動し、37セット(キャンペーン用プリセット)のサウンドフォントがインストールされ、やっぱり一度はそれぞれ聞いてみたいし試してみて、自分好みの、もしくは購入したモデル用のサウンドフォントを探します。

XenoPixelモデル、SN-PIXELモデルなどではマニュアルをご覧いただきながら操作も覚えなければならないでしょう。そうやって連続使用していると、どうでしょう?初めての方やまだ不慣れな方だと連続使用で40分とか50分お使いいただいているとそれでバッテリーも残量が殆どない状態です。こうなると場合によってはノイズを拾ってしまったり、パワー不足で音割れしてしまったりして、たまたま、1つのサウンドプリセットでそういう状態になると、「このサウンドフォントだけ音割れしている!」と不安になってご相談をいただくことがあります。これは先に書きました通り、ネオピクセルブレードを点灯させながら音声の再生のための瞬間的パワーが足りない状態です。

こういう時はバッテリーをフルチャージして、簡易リセット(一度バッテリー脱着)をしていただくと復活できます。
※くどいようですが、早く触りたいからと言って2A、3Aの急速充電器は使用しないでください。
※バッテリー脱着に関しては当店のマニュアルにも記載がありますが、金属製の精密ドライバーなどは使用できません。プラスティック製のヘラ状のものを使用してください。

 

最後にもう一つだけ。

少し前(今年の春ごろに変更)に変更となったのが充電方式です。

充電ポートがヒルトの表面に露出していて簡単にUSB充電ケーブルが接続できるモデルは良いのですが、昨年まで販売していたモデルにはリチウムイオンバッテリーのホルダー式充電器が付属されていたモデルもありました。これは充電ポートがヒルトのデザインなど何らかの理由で使用できない場合にはバッテリーをシャーシのホルダーから取り出してリチウムイオンバッテリー単体で充電するタイプでした。

しかし、充電をより簡単にするためにシャーシの充電ポートの位置を変えたりしてリチウムイオンバッテリーを取り外さなくても、例えばポンメルだけ外せば充電ポートが使える状態になる設計変更がありました。

この変更があったモデルはホルダー型充電器ではなく、仕様にマッチングしたUSB充電ケーブルが付属しています。

最近のモデルによってはグリップを外しただけではリチウムイオンバッテリーを脱着できないモデルもあり、分解と組み立てを繰り返す手間を省略するための改善策として導入されたようです。

上記画像は最近入荷したベイダーのROTJ版です。それほど難しくはないですが、シャーシを取り出すまでにこれだけのパーツを外す必要がありました。

少し前にメンテナンス情報として公開したオビワンドラマ版やアナキンドラマ版も同じです。

>>Obi-Wan Drama Variant分解手順

>>メンテナンス情報② ANAKIN EP2&DRMの構造

ちょっとしたお役立ち情報として、こうしたシャーシを引き出すことが少々面倒なモデルでバッテリーの脱着による簡易リセットをする場合、もっとも簡単な方法はグリップだけ外してリチウムイオンバッテリーのマイナス端子だけでも見える状態になったら、バッテリーホルダーのマイナス端子とバッテリーのマイナス側の隙間に絶縁性のものを差し込む方法です。

ペットボトルやブリスターパッケージに使われている切れ端で幅10mm、長さ30~40mmほどの長方形にカットしてそれで絶縁してやればバッテリーを一度取り出したのと同じ状態となります。ギターを弾く時のピックでも構いません。とにかく非金属で絶縁性のものであればOKです。お試しください。

 

それではまた!!