XENO3シリーズは従来のXenoPixelシリーズに比べて何が違うのか?XENO3の新機能を解説していきます。が、くれぐれもXENO3とXenoPixelとを間違えないようにしてください。これから説明する内容もXenoPixelがアップデートしたものではなく、まったく新しいサウンドボードシステムとして開発されたXENO3のことを書いていきます。

メーカーや開発者もXenoPixelというネーミングからPixelというワードを外したのも、NeoPixelやXenoPixelとの混乱を避けるためと説明していますが…。XENO3でも混乱するような気がします。(笑)

メーカー開発者は以下のようにコメントしております。(英文を翻訳してあります)


「重要なお知らせ: XENO3 は Xeno v3 ではなく、RGB または PIXEL の両方をインストールできる完全に異なるハードウェア ボードです。 私たちのサイトでは、XENO3 を搭載した 2 つのコアが販売されています。バイヤーを混乱させないように、Tier1 RGB には Nexus という名前を、Tier 2 ピクセルには XENO3 という名前を付けました。
スタンドアロン ボードの場合、購入者は CFX、GH、または PROFFIE に似た 1 つのボードを購入できます。ユーザーは、図に基づいて、2 つのうちのいずれかを配線できます。 RGB と Pixel はどちらも Xeno3 ボードを搭載しています。 設定構成を介して、ボード インストーラーを切り替えることができます。ピクセルの場合は =0、RGB の場合は =1 です。 取り付け図は、完成後にアップロードされます。 Cores Rgb と Core Pixel は、いくつかの一般的なボードと同様に Xeno3 ボードによって電力を供給されますが、違いは配線だけであり、RGB ではピクセル コアでのみ可能な機能がいくつか欠けています。 RGB については、ブレードのアニメーションに Neopixel LED がないため、一部の機能が適用されないことに注意してください。ピクセルと同じように動作しません。」


なるほど、なるほど…(笑)って、翻訳した状態だけだとわかり難いですよね。簡単に言えば1つのサウンドボードでRGBにもPIXELにも対応して両方楽しめるけど、RGBは照射型なのでネオピクセルブレードのようなエフェクトの光り方はできませんよ、ということを伝えたいようです。

まぁ、ただ従来のRGB-Xよりもサウンドフォントでは存分に楽しめるし、好きなキャラのサウンドフォントをインストールしたりすることも可能になったのは進化といってよいでしょう。

 

前回のブログ記事「XENO3のリリース情報」でも書きましたけど、突然と発表になる新商品情報に急いで対応することにも随分と慣れました。既に当OK!STOREには数本のXENO3が手元にあり、プログラムの解析も終わって全てのXENO3用日本語マニュアルも完成しております。このブログでのXENO3連載の最後のブログでは先行発売として限定的なモデルだけ「お試しプライス」での販売をする情報を明記してから販売スタートをしたいと思っております。もしかすると現在実施中のスプリングキャンペーンの対象商品にするということもスタッフ間で協議中。

 

それでは早速XENO3の新機能のご紹介を。

ブルートゥース通信モバイルアプリ、アクセントスイング、マルチサウンド、マルチカラー、追加されたイグニッションエフェクト、追加されたブレードスタイルなど多くの点で追加されています。

まずは今回のブログではサウンドフォントシステムと音源ファイルのフォーマットについて。

最初に明確にしておきますが、これまでXenoPixelで使用していたmicroSDカードをそのままXENO3のマザーボードのスロットに差し込んでも使用できません。

従来のXenoPixel用のサウンドフォント(音源ファイル)はフォーマットを変換すれば使用できます。あくまでもデータとしての財産は引継ぎできるけど、ファイル形式に違いがあるということを理解しておいてください。サウンドフォントとして使用できるファイル名(フォーマット形式)は次のようになります。カッコ内の数字は複数ある場合には変化します。また、すべてが確定的な説明ではありませんが簡単に説明を書き添えておきます。
※従来のXenoPixelでは使用していなかったファイルも追加されています。
※XENO3では一つのエフェクト発動時に複数のサウンドファイルを同時に再生する機能があります。
※サウンドフォントプリセットによっては以下のファイルがすべて使用されているわけではありません。サウンドフォントごとに、必要に応じてインストールされています。
※これらのサウンドフォントファイル(音源ファイル)が増えたことで全体的なデータ容量も増えました。


ざっと簡単に説明しましたが、ユーザー自身がサウンドフォントを入れ替えたり、追加する場合には以上のようなファイル形式にする必要があります。
※作業を推奨するものではありません。あくまでも自己責任で行ってください。
※ファイル名と数字の間のカッコの前には半角スペースが必要です。半角スペースを省略するだけでもファイルは再生されないのでご注意ください。

従来のXenoPixelではこのフォーマットにはなっていないのでそのまま流用できないのです。むしろ、各フォルダー分けされてはいますが、Proffie v2.2用のサウンドフォントのフォーマットに近いと思います。なのでProffie OS用のサウンドフォントをお持ちの方はコンバートしやすいと思います。
※流用するためにはコンバーターを使用するか、十分に知識がある人は一つ一つのファイルをリネームして整える必要があります。

 

続いてアクセントスイングについての説明です。

これらのサウンドフォントを実際にXENO3カスタムセーバーにインストールした状態で各エフェクトを発動させてみると複数のファイルが同時に再生されていることがわかります。そしてアクセントスイング機能により、さらにリアルにスイング音が再生されたり、またブラスターブロックなどのサウンドも1つの音だけでなく、複数のファイルがランダムに再生されるために実にバリエーション豊富で飽きません。

サウンドフォントに関してはまた改めて動画撮影してご紹介するとして、今回は新機能紹介の先に進めさせていただきます。

音の次は光、ブレードスタイルとイグニッションエフェクト。もう今更説明の必要もないと思いますが、ブレードスタイルはブレードが起動状態にあるときの光り方。そしてイグニッションエフェクトはブレード点火時のエフェクトです。

ブレードスタイル(メーカー呼称ではBlade Effect)FIRE、STEADY、UNSTABLE、RAINBOW、CANDY、CRACK、PULSE、FLASHING

イグニッションエフェクト(メーカー呼称ではBlade Mode)STANDARD、VELOCITY、TORCH、BLASTER、GHOST、SPECIAL PREON=5/6/7/8/9/10/11  全11種類

どちらも従来のXenoPixelから引き継がれたものと、一味違うリアリティがあります。

この新機能も従来のXenoPixelと比較する形で動画でご覧いただけるようにしますが、生音では明確にわかるサウンドでも動画の中ではどこまでわかっていただけるか…。

 

これらのエフェクトの設定などで欠かせないのがボタンスイッチでの操作。

ボリュームコントロールなどでもブルートゥースアプリを使用した方がより細かく設定できるメリットはありますが、セーバーを手にして使用中はやはりボタンスイッチでの操作が手軽。その時にボタンスイッチのLEDが何回点滅で〇〇の設定とか、〇〇の変更というコントロールをするわけですが、グラフレックス系やオビワンドラマ版、ルークEP6系などコントロールボックスが付いているモデルでスイッチパネル(サーキットプレート)にLEDが隠れてしまっている場合、1回のLED点滅が0.5秒なので、それを感覚で覚えて操作するしかありませんでした。

しかし、XENO3からはLEDの点滅回数が目視できなくても、ピープ音で点滅回数がわかるようになりました。当店としてもこの機能は随分前からメーカーには要望していて、外観的なデザイン優先なのは分かるが、感覚だけでは操作しにくいので、ならばカウントできるサウンドフォントでわかりやすくしてほしいと意見を出しておりましたが、今回のXENO3からは操作時のカウント音が鳴ります。やっと実現できたようです。

これはXENO3の新機能の中でもとてもありがたい機能なのですが、メーカー出荷時はconfigファイルでの設定でオフになっています。これをオンの状態でOK!STOREでは発送していく予定です。というか、既にそのようにconfigの設定を済ませてあります。(特にピープ音が鳴っても気にならないほど小さな音なので)

他にもマルチロックモード。設定をしておくとヒルトやブレードに衝撃が加わるだけでロックアップを発動することができます。活字で書くのも大変なのでこの新機能については動画の中で説明します。

次に、最も大きな変化というか追加された新機能はBluetooth通信アプリでの接続コントロールでしょう。

これについては話が長くなりそうなので次のブログで使用方法など、じっくり解説したいと思います。

それではまた!!