この日は、スピニングマスターズにとっては大道芸のイロハを実体験の中で教えてくれた先輩たちとイベント出演。

かつては毎週のように現場で一緒になることがあり、互いの芸風、演目、構成などを当時は控室だったテントの中で見ていなくても手に取るようにわかるくらいの身近な関係も、現場の様変わりや、更にはコロナの影響が大きく、次第にご一緒する機会も減っていきました。

この先輩たちと出会ったのはスピニングマスターズがイベンターとして活動をしていて、大道芸という世界に文字通り「第一歩」を踏み出したころ。ケイタはまだ学生でした。

そのころのスピニングマスターズはまだ4人で活動をしていて、家族で一つの目標に向かうからこそ難しい壁にぶつかったり、イベント業界では普通にできていることが、いざ大道芸というスタイルに変わるだけで上手くいかないことも多かったりと、私たちにとっては激動の時代でありました。

かれこれ20年ほどさかのぼったエピソードですが、この先輩たちと、もう一人パクパクりゅうじ氏との出会いが無ければ、確実に今のスピニングマスターズの活動は無かったか、もしくは相当違う形になっていたと思います。

それほど大きな影響を受けた先輩パフォーマーも出会った当時はソロパフォーマーとしての活動でしたが、今ではどちらもファミリーでのパフォーマー活動をされています。

なんだか、私たちスピニングマスターズとは真逆の進化を。

私たちスピニングマスターズはファミリーでスタートをして、今は気が付けばOK!ヒロヤがソロパフォーマーとして活動をし、先輩たちはソロからファミリーへと移り変わり、すべてが時代の流れを感じずにはいられません。

やがて、大道芸現場で一緒になることもなくなり、SNSなどで見かけることがあっても、生でショーを見る機会さえもなくなってしまいました。

そしてこの1年で更に変化をした・・・いや、変化をせざるを得なかったのがコロナの影響下でのショー。

もちろん、スピニングマスターズOK!ヒロヤとしても芸風こそ崩さずにできておりますが、演目や構成、使用する道具などは最近の感染拡大防止策をした上でのショースタイルへと変わっているため、ご一緒させていただくこの日も互いにショーの内容などは全く分からず、ただただ、気心が知れた仲間として現場に立ちました。

 

現場は三重県の中瀬グリーンパーク。

※写真はLOTO先輩のショーです。この後、愛娘ハンナちゃんも登場して会場を沸かせていました!

 

刻々と変化する世間の状況。開催に漕ぎ着けるのも大変だったと聞いています。主催者や運営スタッフのご苦労も身に沁みてわかるこの頃。一年以上も続いた自粛や、今なお完全に元通りにはならないイベント業界。互いの苦労も、パフォーマー仲間の気持ちや思い入れも十二分に理解してのイベントでありました。

 

さて、イベントは芝生広場のど真ん中。

一応、許可は出ておりましたが、パフォーマー同士で協議の上、火気使用はエンディングのみ。ちょっと変則的ではありますが、トーチジャグリングのルーティンはLED疑似トーチで、ローラー上だけはファイヤートーチを使用しました。

電源が無かったためバッテリー駆動システムで音響をスタンバイ。1回目のショータイムで準備に入り入れ替わって音出しのチェックをすると電源トラブル。

しかしあまりの暑さでACコンバーターが一つ死んでしまったようです。

いつもの音量でショーができず、OK!ヒロヤとしては少々不完全燃焼だったようですが、感染予防をしつつも沢山のお客さんに囲まれてショーをすることができました。

こうした電源周りのトラブルは真夏には発生しやすく、経験もある中でスペアパーツも持っているのはスピニング的常識。(笑)

2回目のショーは音響もバッチリ!完全燃焼してショーをすることができました。

ちなみに、この日はケイタも現場におりました。私たち家族ですら来ることは知らず。(笑)いつも突然やって来ます。事前に知っていればディアボロ4つと衣装を用意しておいたのに…。

 

※写真は魁先輩率いる「吉田さんちの大道芸」一家です。生まれたての頃から知っているこのお二人。ホント、大きくなったね!

 

暑い中、全力投球のパフォーマンスでした!スタッフの皆様、パフォーマーのみなさま、お疲れさまでした!!

ご来場を賜りましたお客様、大道芸をご覧いただきましたお客様、誠にありがとうございました!!