この日に限らず、11月からウインターイルミネーションのナイトショーは始まっております。そして来年1月上旬までこのイベントは続きます。
今回のレポートは24日クリスマスイブに実施したときのレポートを中心に書いておりますが、新しい演目、そこで使うニューアイテムなどの話題を含めて少し前の画像などから公開します。
知る人ぞ知る!偶然出会わないと見ることができなかったOK!ヒロヤのファイヤーソード。2ヶ月ほど前から実施して現場で披露させていただいていますが、前回のイベントレポートより静止画だけ公開しております。
前回レポートでも書きました通り、最近の大道芸現場では大体は実施させていただいてますが、大道芸本編前で、しかもアナウンスすらしていない状況から始まる前座の演目なので、ショータイムギリギリにパフォーマンスエリアに来ていただいても見ることができないというシークレット的な前座ネタです。(笑)
少々の風があっても使えるギミックを仕込んだファイヤーソード(上記画像)と炎の大きさに拘ったファイヤーソードとスピード感を重視したファイヤーソード、この3つが存在しその時々の環境や状況に合わせて使い分けております。
この写真(上記3つの画像は11月下旬に実施したときのもの)(下の2つは12月上旬に実施したときのもの)で、いわゆるスピニングのファイヤーショーの中で3番目に大きな炎を演出しています。実際のファイヤーソードのブレードの長さが倍以上になるというネタでもあります。
「大道芸を始めます!」と、まだアナウンスすら開始していない状況下ですが、既にベンチは満席という状態でした。そこを意図的に狙ってやっているわけではないのですが、意外な効果もありました。
対して2番目に大きな炎を扱うのがこの男。ちょんまげケイタとして復帰して以来、この一瞬を演出するために耐熱布の種類、燃料の調合、ワイヤリングの固定方法などなど、様々な調整を重ねてきました。もちろん、使用しているデビルスティックはゼロから作った完全スピニングオリジナルアイテムです。
スピニングマスターズのファイヤーショーは危なげな演出には見えても安全第一がポリシー。ギャラリーさんに悪影響は絶対に無い距離感を保ってやるのですが、風向きによっては本人のちょんまげ(笑)には悪影響があり、たまにショーが終わってからちょんまげの毛先がチリチリになってるのを見かけます。
基本的にはナイトショーだからと言って使う道具や技が変化するわけではないのですが、11月下旬からファイヤートーチの仕様が変わりました。パッと見た感じはわかりませんが、スピニングマスターズで所有しているファイヤートーチ全てをオーバーホールしてセンターの軸になっているジュラルミンのパイプが新しくなり強化されました。主にウェイト増加は冬から春にかけての強風対策です。
実はトーチに関してはジャグリング用のクラブと同じくらいウェイトバランスが重要で、特に回転の中心となるポイントがどこになるのかということをパフォーマーは気にします。道具のメンテナンス、製作、改造を担当しているメンバーとパフォーマーが密に連携していないとできないので、スピニングマスターズが家族であるというメリットなのかも知れません。
このところ、燃料も入手しにくくなったり、ガソリンや食料品などと同じで高騰してしまったということもあって、使用する燃料も安全実施ができるようにと多くの新しいものをテストして安定した状態で現在のファイヤーショーをお届けしております。
この時期はどうしても風が強い日も多く、そして何よりも寒い!!(笑)頭上の火炎噴火の炎の揺らめきが風の強さを物語っておりますが、下の画像は11月下旬ごろのもので、まだそれほど極寒ではありませんが強風だと演技もしにくいし体温も奪われ、やはり寒かったですが、それにしても皆さんよく集まってくれて、よく盛り上がってくれて、感謝しかありません。
ここから先はクリスマスイブに実施したウインターイルミネーションのショーのレポートです。
12月24日 クリスマスイブと言っても単なる平日です。(笑)ご来場者が多いわけではありませんが、盛り上がりだけは最高です。
デイライトでは今日も今日とて強風で、ジャグリング、ディアボロは苦戦を強いられる状況で必死に耐えながらのショータイムを2回。
ナイトショーになっても強風は収まることは無く、多少はマシになったかな?という程度で極寒。
そんな中でスタートしたファイヤーソードの前座から。この日3回目のショータイムの様子です。
続いてショーオープニングでOK!ヒロヤのコンタクト。本日一番集客が難しかった3回目のショータイムでのカットです。
こちらは4回目のショータイムからのカットです。
ちょんまげケイタのファイヤーデビル。風で炎が流されている状態もわかります。
ファイヤートーチのルーティンからフロッグスティールのシーン。
こちらはノールックバックパス。
このギミックアイテムも、かれこれ20年近く使用しています。スピニングマスターズのオリジナルで製作して初代のものは既に壊れてしまいまして、今は2世代目にリメイクしたものを使用しています。ファイヤートーチの重さや長さが変わる度に調整が必要なくらいシビアなアイテムです。スピニングマスターズのファイヤートーチ ジャンプ発射台。画像で見る限り綺麗に同じ高さまで飛んでおります。
これもスピニングマスターズのお家芸となり、日本全国で使用してきました。ショーを見ていると一見パフォーマーがスイッチオンをしているかのようになっていますが、実はメインスイッチを入れるだけで、あとはフィニッシュまでリモートコントロールされています。
これは強風の時や頭上に何か障害物がある場合などに対応するため。あまりに強風の時はヘルメット噴射を途中でもやめてしまうことがあるほど安全対策がされています。
イブの一日、強風の中での4回のパフォーマンスを無事にやり遂げました!!スピニングマスターズの炎の大道芸 じょんがらに お付き合いくださいました皆様、寒い環境下でもご覧いただきまして誠にありがとうございました!!!!
2024年も残り数日、スピニングマスターズのパフォーマンス活動もあと2日のみとなりました。昨年同様2024年を締めくくるラストパフォーマンスもここデンパーク(29日)です。
皆様も楽しいクリスマスの一日をお過ごしください。