前回のブログで少し告知しましたように今回はカスタムライトセーバーの操作マニュアルについての話題です。実はドラマOBI-WANが放送されて以来(特に関係がないかもしれませんが)サウンドフォントやブレードスタイルのアップデートが相次いでありました。こういう機会に少しアップデートや操作マニュアル(取扱説明書)についてお話したいと思っております。

まず、日本のおもちゃメーカーが販売しているライトセーバーや輸入物でも日本のメーカーが発売元になっているような製品は間違いなく日本語のマニュアルが付属しています。電源となるバッテリーも単三アルカリ電池がほとんどなので、充電などの説明も必要なく、ブレードのイグニッションやリトラクタブル、フラッシュオンクラッシュなどのシンプルなエフェクトやサウンドフォントだけの場合にはと取扱説明書の内容もシンプルでわかりやすいものが多いようです。むしろ取扱い説明書などなくてもスイッチのON/OFFくらいなのでわかります。

それに対して、カスタムライトセーバーと呼ばれている少しマニアックな製品について事情が変わってきます。カスタムライトセーバーについては様々なメーカーがこのジャンルで製品をリリースしていますし、ブレードの発光システムやサウンドシステムに関しても様々です。

照射型(ヒルトの先端に高輝度LEDが装着されていて中空のブレードを光らせるタイプ)とネオピクセルブレードなどのブレードの内部にLEDストラップが組み込まれているタイプと大きく分けると2タイプになります。

 

照射型のカスタムライトセーバーは構造的には単純でまるで超強力なマグライトのようなものですが、サウンドフォントやGセンサーに関してはそれほど単純なものではありません。セーバーを振り回したりヒットさせたりして衝撃が加わればLEDのフラッシュなどの目視効果と同時に効果音も発動する仕組みになっています。各メーカー特徴はありますが、どれもこれもプログラミングは大変なはずです。

操作方法もネオピクセルブレードを持つカスタムライトセーバーよりは簡単な場合が多いですが、それでもサウンドフォントとブレードカラー、ブレードスタイルの設定を組み合わせたプリセットが十数通りもあればプリセットの切り替え方法や音量の調整やブレードカラーだけを単体で変えられるようにするなど、取扱説明書に記載する内容も多くなるのも当然です。

対するネオピクセルブレードのカスタムライトセーバーは複雑です。サウンドボードシステムもいろんなタイプがあり、有名なところではProffieBoardでしょうか。当店ではXenoPixelとSN-PIXELが主流です。後にどうしてOK!STOREではProffieBoardやGHV3を取り扱えるけど在庫を持たないのか?その理由についても書きたいと思います。(後ほど記載)

カスタムライトセーバーを持ちたい、振り回したい、コレクションにしたいという人の多くはやはりブレードの発光力やエフェクトへの拘りも強いと思います。ブレードなしで常にスタンドに乗せて飾っておくだけのディスプレイ目的ならネオピクセルブレードは必要ありません。しかし、一度はブ~~~ン!とセーバーを起動させてヒルトのエミッターから光が伸びていくのを味わいたいものです。そして更にカスタムライトセーバーの世界では様々なエフェクトがあり、劇中のようなシンプルなブレードスタイルやオリジナリティあふれるブレードスタイルが設定されており、自分好みにカスタマイズできることが一番のメリットなのではないでしょうか。

さすれば、カスタムライトセーバーのチョイスは多くの機能で楽しめるネオピクセル仕様により傾いていくでしょう。そして必ず直面するのが使いこなすための操作方法。ブレードスタイルやエフェクトが多くあればあるほど設定方法や操作方法は複雑になります。それに何よりも電源としているのはリチウムイオンバッテリーが主流で取扱いもそれなりに注意点が多くなるのでマニュアル記載は必須です。

随分前の事ですが、カイロレンモデルで比較動画を撮影したことがありましたのでもう一度公開してみました。すべてストラップタイプのLEDですが、一番最後に起動するのがXenoPixelです。↓

 

 

やっとここからが本題になりますが、カスタムライトセーバーのどのサウンドボードシステムで、どのルートから購入されても操作方法やスペックなどの取扱説明書、いわゆるマニュアルは付属してくるのが一般的です。(だと、思っています)ですが、OK!店長が個人的に購入してコレクションしているライトセーバーには「どうやって使うの?」と電源を入れることすら悩んでしまうほど、なんの説明もない商品もありました。さしずめ初めてiPhoneを購入した人のように、「え?どうやって使うの?」「こういう時にはどうするの?」となってしまいしました。自分で調べてどうにかすることが前提で、調べられるネット環境なども整っていることが当たり前の条件となっています。

これまで一番分かり難くて困ったのはProffieBoard v2.2 と初期のGHV3です。今でもOK!STOREにはディスプレイされているので、たまに起動させたりして遊びますが「どうやるんだっけ?」と思い出すまで時間がかかります。(笑)

更に自分で設定しやすくするための事前準備というか、設定をするための設定をしなければならないような、ちょっと面倒なこともあります。特にProffieBoardに関しては各社メーカーが独自のプリセットを設定しており、電源ボタンの長押し秒数や、点滅回数などでシビアな操作をしなければなりません。そして最大の問題はブレードスタイルをカスタマイズするためにはパソコンへの接続とプログラミングを書き換える知識が必要になる点です。

もうひとつ、GHV3に関してはパソコンへの接続という面倒さは省かれましたが、ヒルトをツイスト(ひねる)したりスタブ(突いたり)する動作のほか、ブレードを上を向けてツイストするとこうなる、だけど、ブレード下に向けてツイストするとこっちになるという「憶え切れないよ!!」となってしまうジェスチャーコントロールシステムを克服しなければなりません。

現在は少しマシになったと聞いていますが、GHV3はまだまだ発展途上で「安定している」とは言い難く、操作途中や設定時にフリーズすることも少なくないのも理解しておかなければなりません。ご購入されたお客さんからすればお金を出して買ったんだから完璧なのが当然!と思われている人にとってはGHV3は不向きでしょう。もしかしたらカスタムライトセーバーというジャンルからではなく、玩具メーカーからリリースされているセーバーをチョイスした方が良いのかも知れません。

それほどカスタムライトセーバーというジャンルは自分自身で完成させていく余白みたいなものがあるということは理解しておいてほしいと思います。

 

当店OK!STOREとしては、こうした理由で少しでも操作や設定がシンプルでわかりやすく、作動が安定していて長く楽しめるカスタムライトセーバーをというラインナップからXenoPixelやSN-PIXELが選ばれていて、GHV3やProffieBoardに関しては頼まれれば取り寄せはできるけど、当店では常にストックしていない理由がこれです。

 

特にご購入後のアフターサポートも考えるとProffieBoardは環境的に左右されるのでお客さんの環境が整っているかが判断できないこと、GHV3は設定完了するまでが複雑なことで、よほどカスタムライトセーバーに精通している方か、ノウハウをご自身が持っていて自分で作業が何でもできるという、ちょっとプロ志向的なシステムだと、そいう認識でおります。

それに加えて海外からの購入時にマニュアルすら付属してこなければ販売をしたお客さんへのサポートなど不可能です。英文のマニュアルでも付属されていればまだ良い方です。(笑)

例えばアリエクスプレスや欧米のネットショップからダイレクトに個人輸入をした場合には、まれに英文のマニュアルさえも付属してこず、勝手に自分で調べて操作を憶えろ!と言わんばかりに何も資料が無い場合も少なくありません。英文のマニュアルがあればせっせと翻訳して理解をしようとしますが、カスタムライトセーバーに関しては独特な表現や専門用語が含まれるので一般的には翻訳ソフトなどを使用しても複雑怪奇でしょう。

実際にXenoPixelやSN-PIXELに関しても英文のマニュアルだけでは半分も理解できません。実際に操作手順に従ってやってみて「え?そうならないよ!」なんてことはざらです。では、何故?このようなことが発生するんでしょう?

ここからが今回のブログテーマの重要なところです。

メーカーは何らの予告も無くアップデートやバージョンアップを行うから生じる問題なのです。わかりやすく言えば、例えば製品を開発しリリースをしたときには正確にマニュアルを製作した。しかし、度々のアップグレードで操作方法や設定手順が変わってしまった。なのにマニュアルは変えていない。マニュアル修正が追い付かない。追いつかないどころか、修正する気さえない。最終的にはApple社的な考えなのか、「わかるだろ?」「自分で調べなきゃ」という風潮になっていくのです。(笑)

この点、誤解の無いように明言しておきますが、OK!STOREの見解としてはそれが悪いと言っているわけではなく、先にも記載しました通りカスタムライトセーバーというジャンルの本質的な部分を考えれば、仕方ないことだと理解もしています。

 

ただOK!STOREが日本代理店として機能していくためにはより正確なマニュアルとサポート体制が必要だとも思っているので、現在OK!STOREで正式に取扱いのあるサウンドボードシステム XenoPixel、SN-PIXEL、RGB-X、EcoSwingの4つのシステムに関しては細かくバージョンアップごとにマニュアル修正をしていて、ご購入いただいたカスタムライトセーバーを余すところなく楽しんでもらえるように日本語のわかりやすい説明書を付属しています。

そしてある程度の操作方法や、サウンドプリセットのサンプルがわかるように、簡単ではありますが動画も製作して公開しております。

XenoPixelに関してはTFカードを経由してサウンドフォントを入れ替えたりもできますので、アップデートされたり仕様変更がされた場合には速やかに対応するように心がけております。

最近ではDD08用の新しいサウンドフォントを公開したばかりです。

>> XenoPixel サウンドフォント (DD08)のアップデート

 

最近はお客さんからOK!STOREオリジナルのマニュアルをPDFファイルのデータで欲しいというリクエストが届くことがあります。ご購入いただいたモデルをお知らせいただければもちろんすべてPDFファイルで提供できます。メール添付でデータ送信するので素早い対応が可能です。

プリントしたものではなく、スマホやタブレットに入れて持ち歩いていた方が、練習会やフェスに参加した時などに操作を確認したいというのが理由のようです。

それぞれのカスタムライトセーバーのサウンドシステムごとに、各モデルのマニュアルをすべてPDFファイルでダウンロードできるように…というご要望もあるかも知れませんが、このページの前半に書いた通り、頻繁に修正や追記があるのと、バージョンアップが進み操作方法が変わることも考えると、1件1件対応する方が混乱を招きません。

また、ヒルトの分解については通常はバッテリー脱着までをマニュアルに記載してあります。それ以上は必要はないのですが、まれにご自身でシャーシの改造や、PogoPinの修理などで分解したいというユーザーのためにすべてのモデルではありませんが、分解組み立ての動画も公開しております。

2~3、例をあげてリンクを張っておきますね。

>> Obi-Wan Drama Variant SN-PIXELの分解手順

>> Grand Inquisitor Variant の分解組み立て手順

>> Ahsoka Twin Saber Variant の分解手順

SN-PIXEL V3シリーズのキャンペーンプレゼントとなっている2Wayセーバースタンドの組み立て手順の動画もあります。

>> 2Wayセーバースタンドの組み立て

 

今回はマニュアルについての話題を軸にメーカーのアップデート対応や、操作や分解手順すらも細かく変化することへの日本語マニュアルの作成や修正対応についてを書きました。

ご購入いただいたカスタムライトセーバーについて、操作やアップデートなどのご質問はOK!STOREのフォームからご連絡くださいますようお願いします。