前回のブログ( >> 完成度の高いSN-PIXELシリーズ第4弾のモデル)の続きです。

今回はベイダーのモデルについて細かいところまで掘り下げて書いていこうと思います。

やっぱりライトセーバーと言えばこれです!っていうくらいの、誰もが知っている1本です。カスタムライトセーバーの世界でも多くのメーカーがリリースしています。

しかし、最初に公開された「新たなる希望(EP4)」から「ジェダイの帰還(EP6)」までの3部作に出続けていて、プロップのデザインも毎回微妙に違いがあります。その後も「シスの復讐(EP3)」や「ローグワン」などに登場し、特にEP3で使用されたとされるプロップはセーバーのデザインが大きく違ったりもしますし、何種類もあるのでどれが正式な・・・などというデザインはありません。

特にEP3版とされているデザイン(劇中には登場していない)はスイッチの方向もパネルのデザインもエミッターの形状も明確な違いがあります。

このように撮影時に実在していたとしても何らかの理由で映画が公開された時にはスクリーンに登場することがなかったモデルもあり、それゆえに確かな情報が無いままだということなのでしょう。

「ベイダーのセーバー」という括りでならば、公式というメーカーからも発売はされていますが、公式だからと言って正確にコピーされているという訳ではなく、レプリカモデルを製造していくプロセスで多少の変更はあって当然だと言えるでしょう。個人的な見解としては、何と言っても撮影で使用されたプロップは意外と雑な作りだったり、握りやすいようにスイッチボックスがなかったりと腰からぶら下げている小道具と、振り回して撮影に使用したものとは別物なのも当然です。(実際にセーバースピンやチャンバラをしたことがある人はわかると思いますが、撮影時に殺陣をする時にはコントロールボックスやエミッター周辺のゴツゴツはかなり邪魔です。)

 

そして、ネット上でかなり細かく検索ワードを差し替えながら調べようとしても、なかなか正確な情報に出会うことはありません。(笑)それほどデザインが定まったものではないということ。

デザインだけを正確にコピーしてディスプレイ用として製作するのであればできなくもないディテールが可能でしょうが、カスタムライトセーバーとしてブレードスタイルやサウンドフォントなども発動させて「楽しむ」という要素もあります。ま、一番はこれらのカスタムライトセーバーを手にするユーザーが単純に「カッコイイ!!」と納得するか否かでしょう。

という前説はここまでとして今回の主役SN-PIXELのダースベイダーモデルを見ていきましょう。

SN-PIXEL仕様の当モデルは外観的なデザインは「帝国の逆襲(EP5)」のデザインをインスパイヤしたとしています。サイズ感もかなりリアルな部類ではないでしょうか。

エミッター付近の詳細。

斜めにカットされた形状の黒いパーツは艶消しのザラザラとした質感の塗装で、ここはXenoPixel仕様と同じような感じで作られています。ただ、SN-PIXELのベイダーはXenoPixelのベイダーには無かった内部はフィンのようなパーツが再現されています。

スイッチをオンにするとPogoPin基板のLEDだけでも結構明るくブレードプラグを取り付けてディスプレイしておくのもイイ感じになると思います。

反対側からのショットでDリングが付いている方はこんな感じです。

このあたりの作り込みはEP4バージョンをベースにしているXenoPixel仕様のベイダーモデルとは違いがあります。↓

エミッターへのブレード固定はネジ2本止め。十分にしっかり打と固定することができ、XenoPixel仕様もSN-PIXEL仕様でもブレードのインサート量は多く強度的な心配はありません。

 

続いてスイッチ周辺です。

画像のようにスイッチレバーはありません。(一部説ではEP5にはスイッチレバーはない模様、MR社もレバーなし)メーカーにもくどい位「スイッチレバーは付けなくていいのか?」「ユーザーが自分で付けられるようにオプション的に付属パーツとしてはどうか?」とガンガン意見を入れたのですがメーカーからは「このモデルはこれで良い!」との答でした。(笑)まあまあ、ESB EP5のデザインとするならばむしろスイッチレバーは無い方が…ということなのでしょう。

十分に出来栄えも良かったし、腰からぶら下げていても、振り回すにしても実際はレバーが邪魔なだけなのと、ESB EP5インスパイヤという象徴でもあるのでこれもアリです。当店OK!STOREとしてもXenoPixelモデルがEP4 Valiant MODELなのでEP5を目指してくれたことは歓迎です。

その他、当然のことながらスイッチパネル部分のバブルも良く再現されているだけでなく、このSN-PIXEL V3の2ボタン式というスイッチ方式ではスイッチパネル自体が前後に動かないように、なおかつスイッチのクリック感なども重視したギミックで、この辺りもしっかりコストがかかっていることは理解できます。(バブルスイッチの後方にご注目!小さなネジ2本でスイッチパネルのズレ防止のためのストッパーパーツがあります)

 

グリップとポンメルのアップです。

この黒いT形の断面を持つグリップ。メーカーも私たちOK!STOREでもグリップテープと呼んでいますが、このパーツはプロップでは車のワイパーゴム。なので本来ならゴムでグニャグニャとした質感のはずですが、カスタムライトセーバーでもゴムで何社かは再現していて、数年経過し劣化してしまうとベタベタとなってしまったり、剝がれやすいということもあって、その後は樹脂で形成されたパーツが使われています。

その方が真っすぐ綺麗に接着できるというメリットもあり見た目も良いです。

当店のXenoPixelモデルでも、SN-PIXELモデルでもすべて樹脂製。ラバー製ではありません。

カスタムライトセーバーではサウンドフォントを再生するためにはデザイン的にも、スピーカーカバーとしても重要な部分です。

SN-PIXELとXenoPixelとで比較してみましょう。

まずSN-PIXEL仕様のベイダーモデル。↓

続いてXenoPixel仕様のベイダーモデル。↓

ポンメル付近のデザインは、こうして比較写真で並べてみると細かい部分で違いが分かります。

グリップテープに関してはどちらもそっくりで、良くできていますし、接着力も随分苦労してここにたどり着いているはずで十分な強度はあります。

しかしながらついでなのでここで1点、取り扱い上の注意というか、メンテナンス情報ですが、最近の日本の夏は過酷です。年々「猛暑です!」という期間も 気温も上昇の一途。グラフレックス系のセーバーのグリップテープも同じですが、屋外に持ち出すときには炎天下に放置するとか、炎天下に駐車中の車内に置かないとかの注意が必要です。かなり強力な3M社製の両面テープ(自動車のモールなどを止めているのと同じ)を使用しているようですが、それとて灼熱には耐えられません。それに樹脂製のグリップも一定の温度以上では変形する可能性もあります。ベイダーに限らずカスタムライトセーバー全般で屋外イベントや練習時などの温度環境にはご注意ください。それでも万一、やっちまった~!変形してしまった!という方は、当店OK!STOREにはスペアパーツとして在庫がありますのでご相談ください。

話題をもとの線路に戻します。(笑)

内部構造はどうなっているのか?これも気になるところですよね。

充電方法も紹介します。

グリップをクルクル回して取り外すと中はこのような状態になっています。↑

シャーシは赤いパイプ状の保護カバーでしっかりガードされた状態です。この状態のままバッテリーホルダーからリチウムイオンバッテリーを脱着することもできます。

バッテリーチャージはホルダー型のチャージャーをACアダプター(市販の5V1Aをお使いください)に接続して行います。

分解組み立てから充電作業完了までとても簡単です。

他社製品では充電ポートがヒルト表面に露出しているものもあるようですが、デザイン重視であるならばこうした充電方法がベストでしょう。

外観から内部の充電方法までご紹介しましたSN-PIXEL V3 ダースベイダーモデルはいかがでしょうか?

下の画像表記では10/31までと書かれていますが、11月20日までキャンペーンは延長されています。今ならお得に入手するチャンス!!

>> Darth Vader Variant SN-PIXEL

 

これまで2回に分けてご紹介させていただきましたSN-PIXEL第4弾で入荷したカスタムライトセーバーからアソーカ(フルクラム)ツインセーバーと、パルパティーン(ダースシディアス)、そして今回のブログではダースベイダーの3つのモデルをクローズアップしてみましたが、今回の入荷分からサウンドフォントセットが新しくなりました。プリセット数は16種類で変わりませんが、少し入れ替わりがあったことと、特に注目すべきはリトラクションエフェクト。

これまでもイグニッションエフェクト(点火時のFX)やリトラクションエフェクト(消灯時のFX)はプリセットごとに設定されており、どれも良くできていたとは思います。

しかしながらリトラクションエフェクトがいくつかのプリセットでブレードの剣先からエミッター側へ向けて消える、ブレード中央へ向けて消える、エミッターからブレード剣先に向けて消えるという3のパターンをランダムに発動するようにプログラムされておりました。

ここが大きな変更点で、すべてのリトラクション動作で剣先からエミッターへ向けて消えるようになりました。

動画にしてありますのでサウンドフォントとイグニッションエフェクト&リトラクションエフェクトの様子をご覧ください。↓

 

既に以下のモデルは新しいプリセットに変更された商品が在庫されております。

>> Darth Vader Variant SN-PIXEL

>> Ahsoka Fulcrum Variant SN-PIXEL

>> Darth Sidious Variant SN-PIXEL

>> Obi-Wan EP1 Variant SN-PIXEL

>> Obi-Wan Drama Variant Weathering Ver SN-PIXEL

 

次回のブログでは激安大人気!新古品・中古品・処分セールについてのお知らせです。

写真撮影や動画制作、仕様の比較やマニュアル作りなどちょっと使っただけなのに御蔵入りして眠っていたカスタムライトセーバー達をブレードやバッテリーをリビルトして激安販売をしております。出品して間もなく売れてしまった商品も既に多いのですが、何せ1点のみなので・・・。

それではまた!!次回のブログで詳しく紹介いたします!!