このドゥークー伯爵が劇中で使うセーバー。初めて登場したEP2ではセンセーショナルなセーバーデザインでした。

玩具メーカーからの樹脂製品は別として、フルメタルでヒルトを再現するには各メーカー、ご苦労されているのは容易に想像できます。

素材にもよるとは思いますが、金属製となれば切削加工だけではなく、型起こしなど、確実にこのモデル専用のヒルトデザインのための作業工程や特殊な加工技術も必要の為、どうしてもプライス的には他のカスタムライトセーバーに比べて高価な印象ですが、それもそのはずというのがシャーシ設計にあります。

今回は当店OK!STOREでも販売スタートをしたばかりのドゥークー伯爵モデルにスポットを当てて充電はどうする?バッテリー交換は?などなど、メンテナンス性の話題で書いていきます。

 

カスタムライトセーバーの中でもベスト5には入るんじゃないかという人気のデザイン。そして間違いなく、再現性の難易度がMAXなのがこのモデルです。実は当店と付き合いのあるメーカーでも長年懸案事項となっていたというエピソードがあります。それほどリリースされるまでの道のりが厳しかったということなのでしょう。

 

では、皆さん気になるのはサイズ感。劇中のドゥークー伯爵のセーバーバトルシーンを観てもかなり小ぶりな印象です。・・・が、カスタムライトセーバーとして このモデルを再現しようとすると比較的大きくなってしまいがちですが、今回のはなかなかの忠実な再現ができていて、小ぶりで、さらにクオリティーも高いんじゃないでしょうか?ではサイズに関しては以下の通り。

このモデル特有のエミッターガード先端からポンメルエンドまでの全長320mm。
エミッターのブレード挿入口からポンメルまでは265mmです。
グリップの太さは32mmですが、このモデルはヒルト全体にエミッターガードから伸びているリブが装着されていますので、それを含まず計測しています。

また、ポンメル直径は39mm。ポンメルは湾曲したグリップの中心とは偏心した状態で装着されています。そういう部分もなかなかの忠実ぶりです。

 

ブレードの取り付けは3ヵ所のネジ穴がエミッターにあります。ブレードインサート量も確保されており、しっかり固定できます。エミッターからグリップにかけては緩やかではありますが、ヒルトがカーブしているのでそれを考慮すれば十分に振り回せるリジット感です。

 

ボタンスイッチはどこに?これも気になりますよね。

ベルトフックの横にある真鍮製の小さな突起がスイッチです。デザイン上反対側にも同じパーツがありますが、反対側のはダミースイッチです。もちろん、XenoPixelなので1ボタン式の操作です。

 

続いてこのモデルの充電方法。この複雑な形状のヒルトだし、外観の雰囲気を壊さないように充電ポートはポンメル内に隠れております。しかし、ネジ1本なので簡単充電で、メンテナンス性は良さそう。上の写真のポンメルにある真鍮製のネジを外せば充電ポートが目視できます。

付属のUSBケーブルを接続して充電できます。

 

では、バッテリー脱着はどうでしょう?これだけカーブしたデザインですからシャーシ構造は複雑。このモデルに付属するOK!STOREオリジナルの詳しい日本語マニュアルには記載しておりますが、通常は必要のない分解作業なのでここから先は自己責任でお願いします。

実は充電ポートがあるシャーシは、下記画像のように真っすぐ引き抜くことが可能です。
※ご注意いただきたいのはヒルトのカーブした部分の内部ではコネクターでメインシャーシと接続されていますので、シャーシをひねったり、回したりは禁物です。

今後、、ご購入されてメンテナンスをされるユーザーのために特別に公開しておりますが、内部のコネクター接続部分はこのような形状になっております。

充電ポートがあるサブシャーシを引き抜き、次の作業はグリップを回してメインシャーシを取り出します。

まだ、この状態ではヒルトのネジ部分に隠れているところがあるため、リチウムイオンバッテリーは取り出すことはできません。上記画像の赤丸部分のネジを六角レンチで外せばメインシャーシをヒルトから分離でき、リチウムイオンバッテリーも取り出し可能となります。

しかし、ここで特記すべきはリチウムイオンバッテリーを脱着する意味。何年も使用してリチウムイオンバッテリーがへたったから、あるいはしばらく充電せずに放置していたらリチウムイオンバッテリーが過放電でリチャージできなくなったというくらい。その他、もっとも多いリチウムイオンバッテリーの脱着理由は簡易リセットを行いたい場合ではないでしょうか。

この簡易リセットはとても便利というか、ナイス!グッジョブ!!と言いたくなるところにキルスイッチがありました。リチウムイオンバッテリーのプラス端子側のシャーシ側面にスイッチのようなものが見えますが、ここでマザーボードに接続される電源をシャットアウトできる構造になっていましたので、簡易リセットをしたい場合はメインシャーシを取り出す必要すらありませんでした。

このキルスイッチをオン、オフすればリセットできます。とは言っても、最近のXenoPixelは簡易リセットをしなければならないほどフリーズしてしまうことは滅多にないため、この機能はProffie v2.2用ではないかと思います。


いずれにしてもメインシャーシを取り出す必要性は少ないものの、作業をするときには十分にご注意ください。メインシャーシの先端にはPogoPin基盤もあり、カーブしている先のサブシャーシへと接続される構造になっていますので。

また、そんなマヌケなことをする人はいないですが、キルスイッチをOFFにしたまま組み上げてしまい「起動しない!!」というようなことがありませんように。

更に組み立てるときにはメインシャーシと充電ポートがあるサブシャーシとのコネクターを接続する時には慎重な作業をしてください。

一応ではありますが、メーカーが撮影した分解組み立ての動画があります。
当店OK!STORE取り扱いのヒルトの分解組み立ての参考動画はこちらにリストにしてありますが、このページにも動画を公開しておきたいと思います。

まだ、プロトタイプで撮影しているかと思いますので、小さな部分では製品と違うところもあるかも知れませんが、概ねこの手順で大丈夫です。

 

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それでは、また!!