みなさま、こんにちは!
今季は早々に花粉症状が出始めて、屋外セーバースピントレーニングが絶妙に億劫になりつつあるOKヒロヤです。
さて、今回は前ブログからの続きとなります。
当店で扱うカスタムライトセーバーの中でもプロップ系への、標準ブレードとネオピクセルブレードの取り付け方について詳しく書いていきます。
ただし、前ブログでも書きましたがOK!STOREの見解としては「ただ、パイプを入れてイモネジを締めるだけなのに?」「そんなこと、知ってる!!」と怒られそうなくらい簡単な話題なので、どうか、ご冷静にお読みくださいね。(笑)
プロップモデルでもBase Lit RGBであれば、前ブログで取り付け方法を紹介しました TYPE系モデルとほとんど変わりません。複雑で特殊な取り付け方をする製品は一切なく、直感的に、そして簡単にブレード装着ができます。
まず、ルーク・スカイウォーカーEP6系(前々ブログ記事 >> Luke Skywalker MODEL)やオビワンEP3、EP4モデルは取り分けブレードのインサート量が少なめで、これはプロップの細首(クビレ)部分をできるだけ忠実に再現するようデザインされている理由から、どうしてもエミッター内部のスペースが少な目になってしまい、より固定力を増す為の対策として、エミッターへのブレード取り付けは下の写真のように4方向からイモネジで固定する機構になっております。
これで、ある程度の固定力が増しておりますね。
何本か所有されているオーナー様で、イモネジ2つ仕様と4つ仕様とでセーバースピン等を試してみると感じられると思いますが、やはり1つでもイモネジ固定数が多く、インサート量が多い方が、ブレードを振っている際の安定感(安心感)が大きいですね。
そして、同じく細首(クビレ)有のモデルをもう一つ… オビワンEP3、EP4も。
どちらのモデルも4方向からしっかりとイモネジで固定してくださいね。
続いて、ライトセーバーの歴史の中でもレジェンドとなりつつある、スカイウォーカー家に受け継がれしグラフレックス系モデル。
ルーク・スカイウォーカー EP4、アナキン・スカイウォーカーEP3、レイEP9は下の写真の取り付け方法で共通です。
① グラフレックス系モデルにはエミッターにクリップバンド上のパーツがあります。
②この赤い矢印の部分をつまんで広げながらブレードを奥までしっかりと入れます。
③バンド状のパーツ内部はこんな感じになっています。また、イモネジを取り付けるのは赤い矢印のところ1つだけです。
④クリップバンドのネジも締めます。この時にクリップを少し広げる感じで押さえながらイモネジを締めるとより固定力が向上します。
このグラフレックス系モデルは、全てクリップバンド+イモネジ固定+インサート量多めなので、よりスピンやチャンバラ時の耐久力も高い方かと思います。
※あくまでも「セーバースピン、チャンバラ推奨」では無く、対応可能程度にご確認下さいませ。やはりプロップ系のヒルトですので、全般的にかなり丈夫な造りでも、おもいっきり硬い地面へドロップしたり、相手のブレードがヒルトへ勢いよく当たれば破損の原因にもなりますので、自己判断でご利用下さいませ。
さて、これでブレード装着完了!装着手順はどのモデルも大体どれも同じような作業です。
そして、以下の画像は、各主要MODELのどこにネジ穴があるのかを示すものです。(もう一度だけ書いておきますが、ここまで読んで下さっている皆様、既にご存知の方もおみえだとは思いますが、一応!念のため!ということですので怒らないで読んで下さいねw)
レイア モデルは4方向から固定します。
ケイナン モデルは 両サイド2ヵ所固定です。下の写真には写っていませんが、反対側からもネジ穴があります。
カイロレン MODELもメインブレードは両サイドからの2ヵ所固定です。
そしてこのモデルの特徴でもあるファイヤーブレード(サイドブレード)は、それぞれ1本ずつの固定です。
>> Darth Vader EP4 Variant RGB
ダース・ベイダー モデルはエミッターの黒い部分のすぐ下のところに2ヵ所ネジ穴があります。
1点だけ特記すべきことが、下の写真。この写真に写っている白いシリコンリングは旧型のべイダー モデルでブレードの固定が不安定だったころのなごりらしく、実はOK!STOREでもどこに、どうやって装着するものなのかわかっておりませんでした。(笑)
※以前にもブログで書きましたが、やはりメーカーから入荷させた際に、こうした謎パーツが入っていても、何の説明も無いのです(笑)
結局、何度か製造の技術スタッフに問い合わせたところ、現行モデルでは不必要とのことです。(なら、なぜ?付属しているの?と言いたくなりますよね、ええ、僕も同じ気持ちでございます(笑)
ダース・モール モデルは1本のセーバーにつき2ヵ所のネジ穴があります。
>> Ahsoka Twin Saber Variant RGB
アソーカ モデル ツインセーバーのエミッター先端の形状はほぼ同じです。ヒルトには縦方向に長いスリットがあり、エミッターは黒いパーツがスリットの隙間から見えます。下の写真では片側しか見えませんが、ロングもショートもそれぞれ反対側にもネジ穴があります。
まれにスリットの隙間にネジ穴が見えない時がありますが、黒いパーツが回転する構造になっています。指で簡単に回せるのでネジ穴が見えるところで取り付けをしてください。
ダース・シディアス モデルはエミッターに2ヵ所のネジ穴で固定。エミッターの窪んだ部分にネジ穴があります。
こうしたモデルからも伺えますが、特にプロップ系ではそれぞれのモデルにあるイモネジ固定穴は、出来る限り外観を損ねる事無く、また固定力が十分に発揮される場所へ位置されているのです。
細かい部分ではございますが、よく考えれて制作されております。
レイ・スカイウォーカー(スカベンジャー)モデル は2ヵ所止めです。
それぞれのモデルで多少の違いはありますが、概ねエミッター付近のどこかにはネジ穴が見つかると思います。
ここまでのおさらいとして、かつザックリと言うと「標準ブレードはとにかく一番奥まで差し込んで、しっかりとイモネジで固定をしてください。」につきます。
それでは、続いていよいよネオピクセルブレードについて説明を。
ネオピクセルブレード仕様もイモネジの取り付け位置や標準ブレードと装着手順はほぼ同じですが、ネオピクセルの機能があるがゆえに少しだけコツが必要であります。
まず、ヒルトの中にはインナーシャーシがあり、pixel仕様のインナーシャーシの先端にはPogo Pin Plug(ポゴピン円形基板)というパーツがあります。(Eco Swing RGBやBase Lit RGBはLEDレンズがあるだけ)
XenoPixelやGHV3用のインナーシャーシ上部の先端の基板からアンテナ状のピンが複数突出しており、そのピンにはそれぞれダンパー機能(クッション状で伸縮する効果)があります。
このアンテナピンにブレード側の年輪基板が確実に接触する必要があり、多少の衝撃やズレに対しても接触状態を維持していく必要があり、そのためのダンパー機能なのです。
なので、ネオピクセルブレードを装着するときには、このダンパー機能が一番押し込まれた状態になるように、ブレードをグっと押し込むように少しテンションをかけながらイモネジ固定する必要があることを覚えておいてくださいね。
良くできている構造ですが、精密部品でもありますので、取り付け作業時は慎重にお願いします。
また、ネオピクセルブレードのモデルのマニュアルには1ページ目に書かれておりますが、XenoPixelやGHV3はブレードの脱着時は電源オフが必須です。
電源オンのままネオピクセルブレードの装着を行うのはとても危険でショートさせるとマザーボードが破損しますので、これもご注意くださいね。もちろん、ネオピクセル仕様のブレードプラグも同じです。
ネオピクセル仕様のブレードプラグは、ブレードに使われているネオピクセルと同じ構造です。年輪基板も付いていますのでショートにはご注意ください。
グラフレックス系のモデルは本当にブレードプラグでのディスプレイがとても綺麗です。ヒルトについているクリスタル(インジケーター)からも光が漏れてイイ感じです。
こちらはベイダー モデルです。
エミッターインジケーターもちゃんと光ります!
是非、ディスプレイもお楽しみください!
もう一つ!ディスプレイなんてしないよ!ガンガン使いまくるんだ!!という人向けの情報です。
ステランジオス モデルやカイロレン モデルなどでチャンバラをしようという過激なユーザーはいないかも知れませんが、サシーティン モデルやレヴァンVer1 モデルなどはセーバースピンやバトルゲームで使いたいというユーザーは意外と多いと思います。しかも超光量の多いネオピクセルブレード仕様でイグニッションエフェクトやロックアップエフェクトなどで気分はもうJEDIそのもの!!
しかしながらネオピクセルブレードは標準ブレードと違ってブレードの中には200個以上ものLEDチップが入っています。軽くできているとは言っても標準ブレードより重いのです。
もう一つお知らせしたいのが、ネオピクセル仕様のブレードに使われているポリカーボネートパイプの素材。標準ブレードが肉厚2mmに対して、ネオピクセルブレードは3mmと強化されています。
これはメーカーからの見解ですが、バトルプレイやゲームでのチャンバラ状態でもブレードが割れないようにとのこと。ブレードの中身(ネオピクセル)にも重量があるので、振り回した時や衝撃に対してネオピクセルを守るという意味もあるようです。
それはありがたいのですが、重いということはイモネジだけでは固定しきれないケースもあります。実際に僕はパフォーマンスショーで使用するライトセーバーには以下のような追加ボルト加工をしています。
この追加ボルトはブレードにも4mmの穴を開けて肉厚分3mmほどブレードの中に入るようにして、ブレードが絶対に抜けないように対策をしました。
ショーの中ではかなり高速でスピンさせるシーンがありますし、万が一にも外れたブレードがギャラリーに飛び込むなんて事故があればパフォーマー生命が終わってしまうから。
この追加ボルト特殊カスタムをする事で、セーバースピン時のトップスピードを上げても、また変則的な方向へ転換させるスピンも、本当に安心して行う事が可能になっております。
そういう使い方をするユーザーや、かなり激しいチャンバラをネオピクセルブレードでする人はご購入時にご相談いただければ、大抵のモデルには追加貫通ボルトの加工ができると思います。(パーツ&加工料で500円~1000円アップとなります)
それでも振り回す前にイモネジを増し締めしたり、ブレード自体にヒビが無いかなどの目視確認もしてくださいね。
それでは、前回のブログに引き続き、今回もブレード取り付けの話題でした。
長文にお付き合いくださり、誠にありがとうございました!!
また次回のブログで!!