この1週間前の土曜、日曜の天気も悪く2日間ともショー活動はお休みでした。スピニングマスターズにとっては多治見大道芸見本市に出演以来の2週間ぶりの出動です。

24日土曜日。この日はほぼ無風で大道芸にはベストな環境。セーバードラゴンも7mを使用してのスタートも十分に可能なほどでした。

そして天気が好過ぎると逆に目立たないのがデビルスティック。特に今回はNeoデビルのシェイクダウンテストだったのですが、日光が強すぎるという随分と贅沢な悩み。

これまで使用していたフラッシュデビルでもどうやってもデイライトのショーで光っている実感をお客さんに感じてもらうことが中々難しく、今回も、もう少し目立ってくれることを期待していましたが、ピーカンの状況下ではどうすることもできず、なるほど、これくらいは光るのかというレベル。

例えば、三井アウトレットパーク滋賀竜王でのete前ポイントのような屋内環境では良いのかも知れませんし、トワイライトでのショーなら確実に効果あると思いますが、シェイクダウンテストでの結果は50点。

カラフルで色が変わっていく様子などはわかるんですが「わぁ~~~!キレイ!」と言わせるところまでには到達できていなかったようです。

新しいモノを生み出すということは並大抵のことでなく、本当に大変なことなのです。

けれども、常に挑み続けなければ達成はおろか、いつか必ず墜落してしまうものなのでいつもアイデアが生まれてきやすい柔らかな頭でなければいけません、スピニングマスターズは全員がそう思っています。

シェイクダウンテストの方は店内イベントなどで活躍するって感じで、まずまずの状態で3回のショーで問題なく作動してくれていました。バッテリー持続も3回のショーをクリアできるくらいの十分です。

ショー的にも快調で、2週間ぶりだということを加味したとても、絶好調と言えるほどでGWに向けてのコンディションも上々!!

 

未だに勢いが衰えるどころか、感染拡大が収まらないコロナ。自分たちの体調管理や私生活も含めてかなり厳重に注意をしてすべてに気にしているスピニング。

当然現場でもパフォーマンスエリアを大きく取り、お客さんとの距離も普段より大きめにしています。しかし一方では広がり過ぎないように、導線が確保できているか?などなど、気にしながらショーを進行していくことにも慣れたとはいえ、パフォーマーのMCも必然的に多くなり、できるだけ短時間にしたくても所要時間はかかります。

何気なくやっているようでも、お客さんや施設のスタッフさんさえも気づかない程の細かいところに配慮もしています。

そんな状況下ではありますが、土曜日の大道芸パフォーマンスはとても暖かいお客さんにも出会えて、3回とも良い雰囲気の中でショーを披露させていただけました。エンディングではいつもこんな感じになります。正面から見ているとちゃんと1m程ずつの間隔をとってご覧いただいていました。お客さんのご協力に感謝!!

4月24日土曜日のデンパークでスピニングマスターズの大道芸をご覧いただきました皆様誠にありがとうございました。

そして…。

続いて翌日、日曜日の同じ場所。

前日よりも風が強めでディアボロは苦戦しそうな予感たっぷりでした。

この日はKeikoママもtomohiroパパも心臓が止まるのではないかと思うほどの出来事がありました。

あまりにもビックリだったので、tomohiroパパはヒロヤのヘルメットの噴射装置のコネクターを1つ接続し忘れるほど。(笑)いつもは滅多にミスをしない几帳面な性格なんで、しかも動揺しているところを見たことがない人間なんですが、この日はメチャクチャ動揺していました。※これはこのレポートページでは書けないので、少ししたらONE-OFFブログの方で。

そんなこんなで1回目のショーのことをtomohiroパパはあまり覚えておりません。たくさんのお客さんに集まってもらえてたな~ということと、ちょっと風が強くなってきたけど噴射の量をどうしようかな?と考えながらも「えいッ!!」と噴射したのに「あれで出ない?」というエンディングでのミスのことくらいしか記憶がないほど。(笑)(お客さん、すみません!!ぼくのミスでした!!by  tomohiroパパ)

1回目のショータイムは全部終わってから「あれ、もう終わってる??」って感じ。お客さんもいっぱい見てくれていて、拍手も聞こえていましたがこんなに動揺しながらショーをしたのはデビュー以来のことかな?

 

2回目のショータイムからは、なんとか平常心で。

冒頭のコンタクトも変化球でマルチも入れて、中間の掴みなおしのネタも変えてのスタート。

風が強かったのでドラゴンは5mを使いましたが、空中に突如と出現する金色の竜にはパフォーマンスエリア全体がどよめきます。

コロナ禍独特なのですが、お客さんは全員がマスクをしていて私たちパフォーマーにはお客さんの目でしか表情がうかがえないのですが、皆さんがとっても楽しんでくださっている様子や歓声は上げられずとも一体感がある様子などは手に取るようにわかります。

コロナ以前のような大道芸はまだまだ戻ってきておりませんが、それでも十分すぎるほどの笑いや驚き、感動といった楽しさを一緒に味わえているこの瞬間はスピニングマスターズにとっては一生の宝と言って良いでしょう。

2回目にはぬかりなく噴射もできましたが、残念ながら強風だったためにあまりよく見えず。エンディングはその時の雰囲気だけではなく、そこに到達するまでにショーを展開してきたすべてが影響をする瞬間です。そのエンディングに大きな拍手を頂けたということはパフォーマー冥利に尽きる瞬間なのであります。

そして特別なお客さんが見ている3回目のショータイム。

パフォーマーの絶好調、裏方スタッフも準備万端。唯一の心配は突然なんの予告もなく強くなる突風だけ。

セーバードラゴンが宙を舞っているとき、ディアボロのトスの時、ローラーの上に乗っている時、この3つの演目でそうならないことを願ってショーをスタート。

風の方向が読めないときほど難易度が上がるセーバードラゴン。この演目をやりだしてから7ヵ月が経過してOK!ヒロヤも随分慣れてきて、よほどのことがなければ3mのドラゴンの登場回数は減ったと思います。

少しコントロールに苦戦しながらもミスなくセーバードラゴンは完了。

そしてNeoデビルも夕方の遅い時間だけはOK!ヒロヤのパフォーマンスエリアが日陰になるため少しNeoPixelLEDの独特なライトの流れが見てもらえたと思います。

これまで使っていたフラッシュデビルに比べると少し重めで長いNeoデビル。プレイヤーの OK!ヒロヤもこれから慣れていく段階。

とりあえず2日間で6回の実践テストを終えて、リチウムイオンバッテリーの持続時間、RFモードでのコントロールなどいろんなことがシェイクダウンテストでわかりました。少し改良を加えてNeoデビル2号機の製作をしています。

風が真後ろから吹いていたので90度左を向いてディアボロが風の影響を受けにくいようにした2ディアトス。

臨機応変な対応を即座にできることも大道芸パフォーマーの大切なこと。

ディアボロのパートに入ってからはかなりお客さんの雰囲気も過熱していましたが、強風の中でのディアボロトスがどれほど難しいことかを、まるで知っていてくれるかのようにハラハラドキドキしながらの応援が伝わってきました。

この日は生涯忘れられない出来事と、多くの暖かいお客さんに囲まれて、とても良い一日を過ごすことができました。特にtomohiroパパとKeikoママにとっては一生忘れない一日でしょう。

そしてOK!ヒロヤにとっては昨年は何もできず、ただただ耐え忍んだGWでしたが、今年はコンディションを整えて、できることを、できるように、どのような環境下でも最善を尽くせ!と言われているような現場があり、パフォーマンスができる幸せを噛みしめる1週間になると思います。

 

この場にお集まりくださったすべての、皆様に心から感謝を申し上げます。

スピニングマスターズOK!ヒロヤへの応援を賜り誠にありがとうございました!!

 

 

※Neoデビル&フラッシュデビルの製作記はONE-OFFブログにて連載中!!

 

安城産業文化公園デンパーク

 

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