一足先に本日入荷したLUKE EP7についてシャーシ構造など、今回のブログでは詳細を公開していきます。
前回ブログ( LUKE GRAFLEX NEWモデル間もなくリリース! )の続きだと思ってご覧いただければと思います。
では、早速…。
>>Luke EP7 Graflex Variant XENO3
EP7のラストシーンに登場した時のをモチーフにしており、製品名もEP7としておりますが、このモデルは従来の Luke EP4 Graflex Variant XENO3モデルのリニューアル版としてリリースされております。
春節祭後で2月中旬以降にはなると思いますが、追って下記のEP4版も入荷予定にはなっております。
>>Luke EP4 Graflex Variant XENO3
どちらのモデルもGRAFLEX社のカメラ用機材だったパーツを流用してプロップが製作された状態やEP7用としてリメイクされたプロップなどをモチーフにしており、レプリカモデルのカスタムライトセーバーとしては実によく再現されていると感じます。
今回はEP4版はまだでEP7版のみ、当店撮影用とご予約いただいていた分だけわずか数本の入荷でしたが、現物を確認できましたので詳細をレポートさせていただきます。EP4版もEP7版も内部構造などには大きな違いはないと思います。
今更EP4、EP5、EP7、EP9とそれぞれに登場したGRAFLEX系モデルの違いを解説するのは省きますが、どれも些細なパーツの組み換えなどやデザインの違いなどで再現できるため、おそらくどのデザインのモデルも近日中にリリースされるのではないかと思っております。メーカーから正式なリリース予定と発表されているわけではなく、あくまで予想としてですが…。
さて、いつものようにブレード脱着、スイッチポジション、バッテリーの脱着、充電、microSDカードなどの簡単なメンテナンスを行う上で必要なシャーシを取り出すところまでの構造も公開します。
ブレードは1インチ仕様で標準長さ92cmです。イヤークリップを摘まんで開いた状態でブレードを差し込んで、下記画像にあるボルトで固定できます。XENO3仕様ではインサートが80mmもあるのでかなりしっかり固定でき、降った時のリジット感もあると思います。
サウンドボードをコントロールするためのスイッチはこちら。赤いボタンがプッシュスイッチになります。XENO3モデルではANAKIN Drama Variant XENO3、Darth Vader EP5 Variant XENO3、 などがリニューアルの時に同じようなポジションへスイッチが移動しており、このポジションの方が確かに使いやすいと感じます。また、プッシュボタン(赤い部分)の内部のマイクロモーメンタリースイッチもスイッチストロークが短く、クリック感が良好なのでフラッシュオンクラッシュを発動させたり、ブレード起動中に行うエフェクト操作がとてもやり易く感じるはずです。
次にメインシャーシの取り出しです。従来のモデルでも難しくはありませんでしたが、更に今回は簡単になりました。
まずコントロールボックスのレバーを90度立て、グリップを回します。(少しひねる程度です)
グリップにはL字状にスリットが加工されており、この溝に沿って捻るだけでグリップが外れます。
少し引き出した状態の下記画像をご覧いただければスリットが確認できると思います。
この点も旧モデルと類似しておりますが、グリップを外すとインナーカバーがあり、シャーシの固定やバッテリー脱落防止の役割をしているところは同じです。
インナーカバーはアルミ製でネジ加工がされておりますのでクルクルと回せば外れ、セパレート型のメインシャーシを取り出せるようになります。
メインシャーシをこの状態にするまでわずか1分とかかりません。そしてこの状態からmicroSDカード脱着、充電作業、バッテリー脱着などができ、カットオフスイッチもあるので、簡易リセットなども簡単にできます。また、長期で使用せずディスプレイをしておき場合などにもカットオフスイッチを切っておけばリチウムイオンバッテリーの劣化も軽減できます。
内部的な画像から外見的な画像へとスイッチします。
GRAFLEXの特徴的な部分でもあるパーツが目立つエミッターからのショットです。
エミッター付近を別角度から。随分と細かいパーツまで個別に製作してコストもかかっていることもわかります。
下記画像でブレード固定ネジのとなりにあるクリアレンズもEP4版、EP7版ではポイントです。ちなみにEP5版ではプッシュスイッチとして使われている赤いボタンと同じものがここに装着されているようです。GRAFLEX刻印ありのスイッチボックスと赤いプッシュボタンのパーツがあればこのEP7版からEP5仕様へ近づけることもできるかも…。
コントロールボックス側面から。クランプカードと呼ばれているサーキットプレートと、このカスタムライトセーバーではプレートとグリップの固定にも役割があるレバーの状態。
最後にポンメル側。Dリング、グリップテープのリベットなどがあります。
個人的にはかなりリアル感もあり、再現性においても忠実ではないかと思いました。
今回、ご紹介したこれらのXENO3モデルはご予約いただければ2月下旬までには間に合うと思います。
ついでという訳ではありませんが、SN PROシリーズとして既に販売中の2つのモデルとも比較しやすいので画像を掲載いたします。
>>LUKE EP7 Variant SN-PIXEL PRO(取寄せ商品)
>>Rey EP9 Variant SN-PIXEL PRO(取寄せ商品)
ちなみに今回リリースされたXENO3仕様と比較すると、SN PRO仕様として当店でも取り寄せ可能なモデルは重たいです。
上記画像はSN PRO仕様のもので、サウンドボードのコントロールが2ボタン式になっている関係からコントロールボックスに装着されたサーキットプレート(ピアノの鍵盤のようなデザインのスイッチプレート部分)が大きめです。これはサーキットプレート前方部分がPWAボタン、グリップ側後方部分がAUXボタンとなるため、デザイン上もある程度の面積が必要だからだと思います。また下記画像の部分(円形のホール加工内にある真鍮の突起パーツ)も細かいところではありますが若干のデザインの違いなどもあります。
続いてEP9版。ルークからレイに引き継がれたモデルをモチーフにしているのであえてRey EP9 Variant としております。
外見的に大きな違いはコントロールボックス付近のデザインです。下記画像でご覧いただくとわかりやすいかと思います。(中央部分)
ここ以外ではEP7版との大きな違いはありません。
よくSN PRO仕様とXENO3仕様とを比較した場合どうなの?というような内容の質問をお受けしたり、海外のYuoTuberなども比較動画なども載せているようで、否定も肯定もしませんが、どちらも頻繁に手にして触ってきた当店としてはサウンドボードの仕様としての特徴などで違いはありますが、どちらも性能的に甲乙を付けられるものではありません。
サウンドボードがどちらが優秀とかではなく、どちらが使いやすいのか、2ボタン式に慣れられるかどうかが焦点ではないかと思います。
あと、今現在ではどちらもヒルトのモデリングでも本当に良くできていて、このグラフレックス系のヒルトに使われているメタル素材でもステンレス、ニッケル、アルミなど様々な素材が使い分けられており、ヒルトの表面もステンレス加工時の独特な薄っすらとしたヘアラインも再現されており、この辺りのメタル感はSN PRO仕様もXENO3仕様もメーカーが違えど互角だと思います。
春節祭前に間に合って明日入荷するモデルです。
今回のブログは以上です。
それではまた!!