ほぼ2年半ぶりのブログ更新です。別にサボっているわけではなく、こう見えても何かと結構忙しいのです。
スピニングマスターズの裏方を預かるものとしてコロナ前も今もあまり変わり映えしない生活をしておりますが、一番変わったかな?と思うのはカスタムライトセーバーの販売で、次に変化があったと言えるのはスピニングマスターズの体制。
カスタムライトセーバーの方は営業面はヒロヤが担当し、技術面と在庫管理を僕が担当しており、殆どカスタマーサポートとか、技術的サポートといった感じの業務で、これがまた大変なのです。そこはまたの機会に書くとして、2024年がスタートしてしかも久しぶりのブログ更新なので2024年のスピニングマスターズの体制や現状報告みたいなことを書くのも良いかなと思っております。
昨年から復帰しているケイタの参入でスピニングマスターズの細かい部分では様々な変化がありました。スピニングマスターズの場合、90%のパフォーマンスアイテムや音響機材、照明機材などオリジナルで自作したもの、もしくは市販品ベースで改造・改良をしたものばかり。使用している移動用の車ですらノーマルではありません。(笑)
別に人と同じものが嫌だという感覚とか、人のことを気にするようなことはスピニングの場合はまったくありませんが、モノ作りが好きなのと、自分たちが使いやすいものを追求していくと市販品は物足りないし、ちょっとこだわるとこうなってしまったというだけのことであります。
さて、昨年の初めのころ、ちょうど一年前くらいでしょうか。
「ケイタが本格的に復帰するのかどうなのか?」それによって体制は大きく変わると思っていました。
それからしばらくして昨年の春ごろからは方向性も定まって活動も進んでいましたので、そうなれば当然のごとく道具や機材も必要になるわけです。で、今回のブログ更新を含めて3回~4回くらいに分けてその部分の話題を掘り下げていきます。
まず、いきなり(笑)ですが、最初は車の話題。
パフォーマンス活動やイベント出演など電車移動やバス移動を利用したことが一度もないスピニングマスターズ。九州だろうが北海道だろうが、何処へでも車で移動することになります。陸続きでないところはフェリーで。(笑)
ショーで使用するための道具、機材、スタッフを一度で移動できるので利点は大きいです。歴代のスピニング号(メンバーはそう呼んでる)は機材を沢山積めること、そしてスタッフ全員が快適に移動できるという条件が最優先で、車の選択をして買い換えてきました。この条件では日本車で荷物も積める、そして搭乗者も快適である、とすればハイエースしか選択が無く、しかもバンでは積載量はOKでも、移動中はとても快適とは言えず、必然的にワゴンでワイドボディを選択し2台も同じ車種のマイナーチェンジしたのを乗り継いできました。
確かに広いし、道具だけでなく、音響機材も、そして照明機材までもワンパッケージにした状態で常時車載でき、6人でも7人でも余裕で、まるでロケバスのように使っていましたが、やがてケイタが活動休止となり、道具なども半分とまではならなくても随分減ったので、次の車の買い替え時には「も、バンでいいか~」「人間もマックスで6人乗れれば良いよね」ってことでバンに変更したという経緯がありました。
でも、ハイエースのバンを数日借りて乗っていたことがありますが、それはそれはサスペンションが…(笑)。KEIKOママの猛反対で「やっぱりバンは無理か?」と思っていたところにキャラバンという救世主が登場!ちょっとディーラーで試乗してみると乗り心地はまずまず。
グレード的にも内装が我慢の範囲内で、エンジン音などチョイうるさいくらいだったので、購入直後の新車時に全部内張を剥がして防音対策、そしてサスペンションは装備を搭載した状態での乗り心地重視のチューンアップ。
そんなこんなでここ4年ほど日産のキャラバンNV350に乗っておりますが、昨年からケイタが復活したことで機材も道具も昔のようにグっと増えて、今や荷台はテンコ盛り状態。スタッフも4人で乗車することが多くなり、その状態で西へ東へと長距離をすることも多くなってきて、足回りのヘタリ、特にショックアブソーバーのヘタリを感じるようになりました。
1月に車検を通したついでにいろいろチェックをしていて、やはりリアショックからはオイルのにじみを確認。完全に抜けてしまっているわけではありませんが、早めに交換がベター。
↑ 外したノーマルのリアショックアブソーバー、2本ともオイルがにじんでいました。
これはもう耐久性のあるショックアブソーバーに交換した方が良いので昔お仕事でお世話になっていたKYB製のEXTAGE(エクステージ)という減衰力14段階調整式のパーツへアップグレードしちゃいました。
↑ こちらがKYB製のEXTAGEとノーマルショックの比較。フロントショックです。シルバーカラーの方がKYBでシリンダーがかなり太く、オイル容量もたっぷりで耐久性も良さそうです。
↑ こちらはリアショック。ちょっとだけシリンダーが太目で、側面に調整ダイアルがあります。
本当はビルシュタインとか、コニーといった海外メーカーのショックで単筒式(モノチューブタイプ)のが欲しかったのですが、少しプライス的に高かったことと、昔お世話になり仕様や特性を良く知っていたのでKYBの複筒低圧ガス式で、荷物の重量変化に対応しやすいので調整式をチョイスしました。
この減衰力調整式というもの、なかなか優れているというか便利です。ダイヤルひとつで強弱を変えられるわけですから。
取扱説明書の記載によればメーカーがテストをした時はフロント8番、リア8番が推奨値のようです。
僕的にはフロントもリアも4番くらいがノーマルショックと同じくらいのフィーリングでした。そこを基準にしてフロントもリアも同時に5番に。これはあまり変化を感じません。一つ飛んでフロントもリアも同時に7番にアップ。「お?」と感じるくらいの変化と安定性。装備をフルに搭載しているにもかかわらず妙な突き上げ感も無くなりました。
その装備の重量なのかな?リアだけ少し物足りなさがあったので8番に。これで通常の市街地走行ではまずまずのセッティングが見つかりました。今後、夏になればショック内部のオイルも熱くなり粘性低下するだろうし、出張時の高速移動などではもう1段か2段くらいは番定を上げても良いかも知れません。
サスペンションではリアのリーフスプリングのヘルパーリーフバンプラバーを薄く柔らかいものにしました。(※上の写真ではまだ装着前の状態です)
ハイエースも同じだったんですが、このヘルパーリーフはリアのバネレートをバリアブルレート(可変式)にするためのもので、一定の重量で車体が沈み込むとヘルパーリーフは働き、バネレートアップするという構造なのですが、急に固くなるので少し大きめの道路のつなぎ目くらいでもガツン!ガツン!と突き上げ感があり、決して乗り心地の良いものではありません。
↑ これを改善するために交換したパーツ。こんな小さなパーツでも交換すればそれなりに効果はありました。
他にも重量級のスピニング号はブレーキパッドの減りも早く、これも今回の車検で新品に交換。信頼性のある日本のメーカーAKEBONO製を選択。これは本当によく効きます。むしろ、純正品よりブレーキのペダルコントロールは良いかも。
あとは、3~4ヶ月に一度はオイル交換、2回に1回はオイルフィルターも交換、4年使ったのでバッテリーも容量アップ(80D23Lがキャラバン標準ですが、同形状で最大容量の100D23Lに変更)したものに交換など、我が家のスピニング号は非常に過酷な労働条件なので、定期的な通常メンテナンスも忘れずやっています。
昔使っていたハンドツールもまたまた活躍する場ができました。友達からもらってきたリジットラックも安全に作業する上で必要不可欠。電動工具だけは最近のリチウムイオンバッテリー搭載のものが圧倒的にパワフルでリーズナブル。
電動インパクトレンチやドリルドライバーなどはここ2年くらいで買い直しました。ヒロヤの車、ケイタの車、そしてスピニング号と毎年3台の車のスタッドレスタイヤを交換するので、電動インパクトレンチがないとやってられません!!(笑)
以上、こんなことまで?大道芸話題ではなく車のメンテナンスの話?と思われるかもしれませんが、ショービジネスでは1度の遅刻が命取り。現場にたどり着けないなどというのはあり得ません。なので、移動に使用する車のメンテナンスは非常に重要なのです。
今回はちょっと風変わりなスピニングの裏話でありましたが、次回からはしばらくの間、スピニングマスターズの体制の話題を軸にして使用している道具、アイテム、音響機材などなど、現状報告を兼ねてブログの更新を続けてみたいと思います。
次回はファイヤーアイテムの話題にしようかな?