事前に念入りな準備、早朝の出発、朝のコンビニで買う朝食、どれもこれも、1年前までは「毎回、ちょっとしんどいなぁ」と思いながら土日のルーティンのようにしていたことも、ちょっと懐かしく感じるほどイベント出演や、フェスティバルへの参加は久しぶりでした。

コロナ影響で自粛となったときには、「良いことなど微塵もない!!」「苦しいことばかりだ」と思っていましたが、意外とそうでもなく、日常に潜んでいた「当たり前だったこと」が、実は当たり前ではなく1つ1つに感謝すべきことだと気付かせてもらったこと。どれもこれも何らかの意味があるものです。

さて、参加したのはスピニングマスターズは今回で2回目の参加となる多治見大道芸見本市。4月10日と11日の2日間で4回のショーを披露させていただくチャンスをもらいました。

※十何年前にこのマスコットキャラクターが生まれた年に「うながっぱ祭り」に出演歴があるスピニングマスターズでした。

 

昨年に出演が決まっておりましたが、コロナ感染拡大が急激に大きくなっていたタイミングで、多くのイベントが中止決定をせざるを得ない状況で、この多治見大道芸見本市も残念ながら中止。正確に言えば中止ではなく、開催延期と表現した方が良いでしょうか。

コロナ対策をしつつで、多少規模的にも変化はあるのは、これはもう当然のこと。陶器まつりも無事開催となり、多治見大道芸見本市としても今年は無事に開催ができ、そして2日間とも天気予報は晴れマーク。

この春は早くから暖かい日が多くなりましたが、花冷えの寒の戻りというやつでしょうか、土曜日の朝が本当に寒くてブルブルと震えながらセッティングをしました。

土曜日は大会本部のある多治見駅からは一番離れた場所で、機材や道具が多いスピニングは、機材搬入や移動をどうするかを事前に決めて行動をする必要があるため、早朝から自宅を出発。8時には現着という意気込みでありました。

8時半までに産業文化センターで搬入とセッティング。そこから機材とKeikoママを留守番に残して大会本部のある虎渓用水広場へ移動。OK!ヒロヤは受付とミーティング。tomohiroパパはスピニング号をパーキングに入れたら徒歩で15分かけて産業文化センターに戻って残りのセッティングをやり切ってショーのスタンバイモードに。

OK!ヒロヤも本部から徒歩で11時からのショータイムに間に合うように戻ってきました。

少し現実的なレポート。実は土曜日の11時は厳しい状況。曜日や時間もちょっと関係しているのかな?と思いますが、ショーをする場所が、人の流れがあるところからは大道芸をしていることが見えないため気が付いてはもらいにくい。

ショータイム10分前の感じでは、ショーがスタートできるのか?という空気感が漂うほどでしたが、何とか1組、2組、3組という状態からボチボチと進めていき、20名ほどのお客さんに観てもらいながらショーを進行。最大で30名ほどというのが駆け引きのない人数でしたが、大道芸を目指して来てくれるお客さんにとっては距離的に間に合わず、一般のお客さんにとっては大道芸に気が付いてもらえても、メインイベントの陶器市に早く行きたいという落ち着きのないギャラリーで、ひとネタごと、いやいや、ひと技ごとで、どんどんお客さんが入れ替わるという難しい状態の中でのショー。

少しでも気が付いてもらえるように階段の下からでも確認できる位置に看板も置いてみたりしていましたが…

スピニング的には12時くらいからスタートでも良かったかも。

かなり頑張ったつもりでしたが 、最終的にはスピニングマスターズの実力不足でOK!ヒロヤも「んんん~~」と首をかしげる不完全燃焼でフィニッシュ。初めての現場でもあり、状況判断や演目構成などを間違えていたかも知れません。

どうしようもなかったのは逆光でOK!ヒロヤの表情が全く分からなかったというKeikoママからの客観的意見。突飛な意見かも知れませんが、ステージライトなどの照明も欲しくなるほど。

そして、ショーを進めるテンポが客層とマッチングしていないかもと思ったのは音響担当のtomohiroパパ。

OK!ヒロヤにしてみれば、お客さんとの距離感もやり難かったこと、予想外に寒すぎたことも要因だったのかも知れませんが、これらのことを全部含めてスピニングの修行不足!!そうとらえておいた方が2回目に向けて発展性があります。

 

この程度のことではスピニングマスターズはメゲません。

2回目のショータイムまでにランチをしながらミーティングをして分析を。

お客さんの人数やショーの時間のことはさておき、自分たちで対応できることでどうするべきか。控室でランチをして13時からの2回目のショータイムに挑みます。

大きく変えたのは ネタの選択とショーの進行スピード。じっくりとお客さんと向き合うことよりは、テンポよく進めることが功を奏したのかも知れません。

2回目のショーは早い段階から手応えがあって良い雰囲気に包まれました。ファンの皆さんが応援に来てくれてたことも起爆剤になっていたと思います。

こうしたフェスティバルにしばらく出ていなかったということなども、感覚が戻るのに時間を要したのか、朝イチにOK!ヒロヤの弱いのか?(笑)

1回目のショータイムとは比べ物にならないほどの一体感があったと思います。正直、スピニングメンバー全員がホッとしました。

 

いろいろ反省点はありましたが、無事に一日目を終了。

帰りの車の中でも今日の出来を踏まえて明日をどうするかをミーティング。

 

2日目は本部とは多治見駅の線路を挟んで反対側となる南広場。

行動時間も前日よりも1時間ほど余裕があり、自宅出発時間もゆっくり目。

2日目のポイントに到着し車を横付けして機材を下して準備開始。一日目はブルブル震えながら準備をしましたが、今日は暖かい!!

しかも出番が12時半と遅めの出演時間。2回目は3時半からというタイムテーブル。

こちらのポイントでもコロナ対策はバッチリ!!大道芸観覧前の検温チェック、観客同士の距離感などスタッフの皆さんにより適切に進められていました。

1日目も2日目もどちらのショーポイントでもスピニングマスターズも客席との距離は多めに確保してセッティング。

おお!!

スピニングマスターズ大道芸復活記念特別販売の「じょんがらパーカー」お買い上げ誠にありがとうございます!!そして素敵なサインでの応援、逆にスピニングが元気を頂きました!!

2日間を通して久しぶりの大道芸フェスティバルに参加してファンの皆様、スタッフの皆様、そしてパフォーマー仲間と会えて本当に楽しい思いをさせていただきました。

自粛中はもとより、大道芸復活後もイベントや大道芸現場で中々お会いするチャンスも少なくて、昨年の自粛中のピーク時にはもうこんな日はやってこないのかも…とさえ、嫌な思いが頭をよぎることもありましたが、スピニングマスターズにとってまた一つ良い思い出ができました。

ご一緒したパフォーマーの皆様ありがとうございました!

お招きくださった多治見大道芸見本市のスタッフの皆様&実行委員の皆様、コロナ対策、パフォーマーのサポートなどなど、細かいお気遣いありがとうございました。皆様のサポートがあっての楽しい大道芸であったと思っております。

 

そしてご来場くださいましたファンの皆様、通りがかりに足を止めてご覧くださいました皆様、誠にありがとうございました!!感謝しております。

また、次回どこかでお会いできることを楽しみにしております!

See you next time!!