メンバーの足にもそろそろ疲れが出てくる二日目。

名古屋を出発するときに薬局で大量に買い込んできたユン〇ルを持参してパフォーマンスポイントに向かいます。

 

二日目の最初のポイントは 久松 北ポケットパーク。ここも過去に何度かやらさせていただいた思い出のポイント・・・

なのですが、この日は音楽ライブ開催があり、大道芸は別の場所に変更となりました。

初日のミーティングの時に事前にお知らせいただいておりましたので、混乱もなく変更になったポイントを見つけてセッティングしましたが、左右のキャパが本当に狭くて、斜めに向こうがどのようにセッティングしても、とてもコンビバージョンを実施できるはずもなく、OK!ヒロヤのソロバージョンを実施。

与えられた環境でベストを尽くすのはスピニングマスターズの大道芸パフォーマンスの基本。久松商店街の通りにあまりはみ出さないように、出店者の皆さんに迷惑とならないようにできるだけ奥に下がってショーをしましたが、これ以上はどうすることもできず、通路確保はポイントスタッフ任せ。後方からやってくる通行人対応はケイタに任せました。(上の写真 ↑)

↑ その後方で交通整理をしつつケイタが撮影してくれたショットです。

そしてエンディングのもう一枚。

大道芸だからね、やれるようにやるしかなく、環境がショーのスタイルに合わせてくれることは無いので、パフォーマーが環境、状況に合わせてやっていくという基本をもう一度気付かせてくれたポイントでした。

久松商店街の方から頂いた名物のメンチカツ、とってもおいしかったです!ありがとうございました!

道具と機材をまとめるのも4人だと本当に早い。

次のポイントへ台車に載せて移動。2ヵ所目は昨日の2ヵ所目と同じファミリーマート駐車場。

エリア外で待機しながらスーパージャグラー!!森田選手の楽しいショーを見ながら準備。ケイタが客上げで参加しておりました。(JJFなどでは古いジャグリング仲間でした)

前日のショーで電源トラブルのあったところだったので、この日は装備にポータブル電源を搭載してきました。昨日はたまたまだったのかな?と、ものは試しに同じセッティングで音を出してみたらブチっ!(笑)やっぱりアウトでした。

直ぐに対処してこの日はショーをスタートしてからの電源トラブル、音響トラブルはなく順調にショーを進めることができました。

2号線という大通りに面した場所なのでちょっと風の影響などもあるだろうし、ディアボロの飛び出しを心配していましたが、4ディアパスも安定してきたので通常の向きでセッティング。

序盤のヒロヤのコンタクト、ケイタのファイヤーデビルスティックから沢山のお客さんにお集まりいただき、本人たちは本当にこんなに大勢の方に見てもらえるとは思っていなかったのでスピニングの方が驚きました。

もう十数年前からの知り合いの皆さんも応援に駆けつけていただき、コバリンさんとも会えて写真を撮っていただきました。さすが!スピニングのショーのポイントを知り尽くしている!!しかも、コンビ芸でのシャッターチャンスを逃さない!

数枚のショットをお借りしてご覧いただきます。

↑ この時にケイタが使用しているファイヤーデビルスティックは5年前まで使用していたものです。OK!ヒロヤは呼び込みをしながら軽くコンタクトジャグリングでお客さんとのコミュニケーション。

続いてスピニングマスターズのお家芸 4ディアパス。

4つのディアボロが空中にある瞬間を捉えるのは芸の内容を熟知していても中々難しいものです。

この2枚のシーンはコンビ芸ならでは。スピニングマスターズらしさが溢れています。

このポイントでのショーで一番苦戦していたのがフロッグスティール。失敗の瞬間もちゃんと捉えています。

これもスピニングらしい一枚です。この後、3回目のチャレンジでフロッグスティールを決めることができました。タイミングが命のこの技、地元で練習をした時も何回かに一度しか成功しませんでした。リアルに本気モードでやっているのでドロップはこのようにいつでもあり得るのです。

成功の瞬間をひろと先輩が撮影してくれていました。(動画 ↓)

そしてエンディングではまさかのトーチドロップ。(笑)コロナ状況になってからは客上げネタをしていないので、「音響さ~~ん!」と呼ばれてTomohiroパパ登場となりました。

OK!ヒロヤのソロでも、ケイタとのコンビでもこのエンディングの演目は、最初にヘルメットの火種に燃料をつけて準備しておくのですが、この日は暑かったので燃料が飛んでしまい、ドロップをしたためにケイタの噴射が…。残念!!

一日目の各ポイントでも「おかえりー」、「来年も予約ね!」とケイタの復活を温かく迎えてくださった皆さんの声、そしてエンディングでの大きな拍手のことを私たちスピニングマスターズも一生忘れないだろうと思います。

もう、毎回撤収するときには皆さんのお声掛けが嬉しすぎて嬉しすぎて、こみ上げてくるものを抑えるのに必死でした。

ここで、二日目の2回目のショータイムが終了。

 

最後はメインステージでのステージショーのみ。

少し構成を変えるので、その準備や、遅めのランチをしたり、音響の接続の打ち合わせをしたりしてちょっと余裕があった休憩時間を過ごしました。

各ポイントでのショーを終えて集まってくるパフォーマー仲間とも久しぶりの再会を記念して写真撮影。コロナになってからはこうしてパフォーマー同士が一緒に活動をする機会もグっと少なくなってしまっているので貴重な時間です。

 

それでは、2009年にグランプリ優勝を頂いた時のショーを少しでも再現できたらと、全力で頑張ったビッグステージでのファイヤーショーをダイジェストで編集した動画でご覧ください。

7トーチパッシングは3回のドロップがあり、フロッグスティールは2回。一生懸命やってはいてもミスが出るのがジャグリング。お客さんの応援が身に沁みるステージとなりました。

 

最後に恒例の記念写真。

ふくやま大道芸2022年をご一緒したパフォーマーの皆さんです。

今回は2年の空白を経て久しぶりのリアル開催が実現できた ふくやま大道芸2022。毎年福山市の「ばら祭り」を楽しみにしていらっしゃる人たちも大勢いてきっと心待ちにしていたことと思います。ふくやま大道芸も大道芸ファンの皆様のみならず通りすがりの方も、ばら祭りを目的にいらした方も皆さんが笑顔で、どなたにも楽しんでもらえる大道芸フェスティバルの開催で大成功だったと思います。

もちろん3年ぶりという開催も特別でしたが、スピニングマスターズにとっても4人での参加であり、2009年当時にやっていたショーの再現は13年前のもの。これをどこまでその時の空気感をも再現できるか?、そして一日3回のショーを移動しながらやり切れるか?などなど、スピニング内にも不安がなかったわけではなく、時間的な余裕がない中で常に前向きに考えて、私たちも最大限の努力だけはして現場に臨んだつもりです。

もう一度、大会の実行委員の皆様、商店街の役員、スタッフの皆様、ボランティアで参加してくれた学生さん、そしてばら祭りに訪れたお客さん、大道芸ファンの皆様、すべての皆様に感謝を申し上げ、ふくやま大道芸2022のレポートを終了したいと思います。