当店ではサウンドボード単品の販売はしておりません。(※商品としては販売しませんが、BaseLitやXenoPixelなどは修理用スペアパーツとして在庫しております。)

カスタムライトセーバーの内部は限られたスペースで配線を通していくことになる為や、サウンドボードのハンダパッド(基盤の半田付けする場所)が小さく作業には熟練した技術とノウハウが必要になる為です。本当にとてもシビアな作業なのです。

また、使用する配線も向き、不向きがあり使用できるスペックには規定値があります。

OK!STOREでは修理や、サウンドボードから配線作業が発生するような特別仕様のカスタムライトセーバーを製作(ショーで使用しているセーバーなど)するときには、下記の配線を使用しています。

AMAZONなどネットでも入手可能です。
>> CBAZY高温耐性シリコンワイヤキットエレクトリックワイヤフックアップワイヤキット

また、同等のスペックであれば少し価格が上がりますが、
>> TUOFENG Electric Wireフックアップ配線キット

これはシリコン皮膜であり柔軟であることと、AWG(配信の芯の太さを表すような規格です)が18番~22番であれば良いと思います。

TFカード(micro SDカード)についても、何でも良いというわけではなく SunDisk Ultra 16GB microSDHC class10 という指定があり、class4は問題外でサウンドフォントの再生がまともにできないTFカードもあります。(※度々、当ブログではこのことを取り上げておりますが…)

特にProffie BoardはTFカードのスペックにはストライクゾーンが狭いので要注意です。

このようにサウンドボードを安定作動させるためにはTFカードのスペックや配線ひとつでも、「こうでなければうまく作動しない!」という非常に狭い条件があるのです。
(※メモリーカードの話題については何度も書いておりますので省略します)

 

現在取扱いのある主力サウンドボードの結線図をここに公開しておきますが、必ずしもDIYのためにものではなく、ご自身で何らかのメンテナンス作業中、バッテリー交換時に配線が外れてしまった時や配線を引っかけて切断してしまったケースなどもあります。


使用する配線がシリコン皮膜で柔らかいのでヒルトのネジ部分に引っかけやすいということもあり、その修理目的のためということを書き添えておきます。

 

ProffieBoardの代表的な配線図です。他にも配線方法や、2ボタン式、サブブレード付きの場合などは配線方法が変化しますので以下の配線図はベーシックなものだとお考え下さい。

注意点としてはProffieBoardはハンダパッド同士が近くハンダを盛り過ぎないこと、また、ハンダパッドが熱に弱く、基板から外れてしまうことがあるので、長時間ハンダゴテを当てているのは危険です。

※配線は製品のメーカーによっても、モデルによっても変化しますので一例です。

※もしも配線作業をご自分でされる場合には写真を数枚撮影しておくことをお奨めします。

 

上記配線図にある「スイッチと充電ポート」の拡大写真です。(モデルによっては充電ポートの形状が丸ではなく、TYPE-C型のもあります)

裏側に配線があります。

以上、ProffieBoardの結線情報でした。

 

続いてXenoPixelです。スイッチと充電ポートの基盤は共通です。

XenoPixelは結線時のトラブルが少なく、作動も安定しております。

上記配線図はカイロレンモデルなどのクロスガードにも対応しております。

ダブルブレードでも「NeoPixelサブブレード」回路への接続でも大丈夫ですが、タイムラグイグニッション(遅延効果)などが必要なければ「NeoPixelメインブレード」回路を使用しても大丈夫です。

ちなみに僕がショーで使用しているダブルブレードにも1つのXenoPixelサウンドボードのメイン回路へ2本のネオピクセルブレードを駆動しています。

 

以上、サウンドボードの配線関係の技術情報でした!!