この地域も今シーズン初雪の朝です。

かなり冷え込んでおりますが、本日は仕事で使う車が車検で、そのための準備など屋外での作業日で、暖冬だと言われていますが、よりよって、という感じです…。(笑)

 

さて、今回のブログテーマは3Dプリンターでのモデリング。

カスタムライトセーバーの特殊なシャーシやらPogoPin基盤のホルダーなどその時々で必要になるパーツを3Dプリンターで製作することがあります。

カスタムライトセーバーのインナーシャーシなどの内部パーツの多くは樹脂製です。サウンドボードを直接貼り付けて装着したり、プリント基板なども使用されているので通電しない素材であることや、加工しやすい素材であることが重要なので、あまり金属製は見かけませんし、そういう意味においては3Dプリンターの素材は最適かも知れません。

最近ではちょくちょく外装系のパーツも作ります。3Dプリンターも定期的に作動させて調整も必要だし、フィラメントなどはあまり長い時間大気にさらしておくと材質変化しやすいということもあり、材料消費目的であったり、マシーンの調整目的であったりと、理由はいろいろですが、とにかく定期的に動かしています。

今回のブログでは、アウターパーツ、いわゆる外装系のデザインパーツを遊び心と暇に任せてコツコツと作ってみた3Dプリントカスタムパーツの話題です。少し前、そうコロナ騒動の頃はタップリ時間もあったのでゼロからライトセーバーを作ってみたこともあり、3年くらい前までに6本くらいは完成させました。

 

3Dプリンターを作動させるプラクティスでもあったのでエッヂがシャープでなかったり、プリント後に塗装をしても表面が金属の質感にはならなかったり、苦戦することばかりでしたが、やっていくうちに、最近はそれなりに納得のいく仕上がりになってきてはおります。

このブログでも最近公開したGHV3のアップデートをテストした記事でも、使用したカスタムライトセーバーには3Dプリントで製作したパーツが装着されていました。ウェザリング塗装もしてあります。

シンプルだったジュラルミン製のヒルトのグリップ部分とスイッチ装着部分に3Dプリントパーツを圧入できるように設計してあり、標準的なヒルト直径が33mmから35mmに対し、コントロールボックス部分の直径で40mm、グリップ部分は42mmあります。

パソコンで3Dモデリングソフトを使ってゼロから設計してスライスソフトでデータ化したオリジナルのデザインで、リチウムイオンバッテリー交換、microSDカード脱着などメンテナンス性も考えてグリップはネジ式で簡単に脱着できるようにしてみました。

その他、セーバースピンなどの練習で使用するセーバーや、ショーで使う一部のセーバーにもボタンスイッチを間違って押してしまわないようにガードを取り付けて、ボタンスイッチが一段低いポジションとなるようにセッティングしてあるヒルトもあります。

特にセーバースピンに向いているセーバーはシンプルなストレート形状のヒルトが多いので、ヒルトの表面と同じ、もしくは少し飛び出したポジションになっているため、こんな単純なパーツでもショーをしている時に不意にスイッチを押して誤操作してしまい、途中でリトラクションさせてしまう失敗を気にしなくて良くなったのも事実で、小さなものでも実用的なパーツを3Dプリントできるのがありがたいものです。

上記画像で一番奥に写っているレッドカラーのヒルトはショーではバトルシーンで使うものなので、握った手に相手のブレードがヒットしにくいようにエミッターにはガードとなるように鍔のような形状のパーツも取り付けてあります。

 

実用的でなくても、デザイン的に金属加工では表現しにくい部分もプロトタイプとして製作してみたことがあります。下の画像はカルのポンメルを再現しようと試みたものです。グリップもアルミ製で加工されたものでは表現しきれないので、グリップが引きちぎれたようなイメージになるよう全て3Dプリンターで製作してあります。

ダメージのないグリップでも製作してみました。これもグリップもポンメルも3Dプリントされたパーツで、ポンメルはまだ塗装前の状態、そしてグリップ内部には実際にRGB-Xのシャーシを組み込んでみました。

このようにちゃんと光ります。(笑)

3Dプリンターでは余程小さいパーツでなければネジもプリントできるので、ヒルトを構成するグリップなど後々メンテナンスのために分解を容易にすることも可能なので、きちんとデザインをして精度良くプリント作業をすれば、すべての構成パーツを3Dプリンターだけでディスプレイ用のセーバーくらいは作ることが可能だと思います。

小さな部分でネジ加工が必要なときにはタップでネジを作ることもできるので、3Dプリンターのフィラメントに使用しているPLA(ポリ乳酸樹脂組成物)は強度もそこそこあるので便利な素材です。

 

OK!STOREではこれまで3Dプリンターで製作したパーツだけを単体で販売したことはありませんが、お客さんからのリクエストやプレゼント用のオマケとしてフォールンオーダーに出てくるようなワークベンチ用のホルダーなどを出荷した経験はありますし、当店の3Dプリンターで製作したヒルトではありませんが、GUNGIの木製ヒルトを再現したカスタムライトセーバーをRGB-Xで作動するようにしたモデルをお客さんから依頼されたり、マスターレプリカのヒルトにXenoPixelを組み込むためのシャーシを3Dプリントしたりして、少なからずカスタムライトセーバーのパーツ作りに3Dプリンターが貢献してくれていると思います。

しかし、本格的に販売をするとなると大量生産には時間もかかるし、3Dプリンターに張り付いているわけにもいかず、今のところはシャーシを設計してみたり、リチウムイオンバッテリーホルダーを設計してみたり、様々なデザインで試作してみたプロトタイプが現在もかなり多くがここにはあり、陽の目を見ないまま眠っておりますが(笑)少し試してみたいとか、金属加工では時間も費用もかかるけど、パソコンと3Dプリンターとちょっとした電動工具があれば頭の中で描いているだけではなく、実際に手にできるプロトタイプとして造形できるのはとても楽しいものであります。

今回は一部のパーツを実用的に使うことや、ゼロスタートですべてのパーツを3Dプリンターだけで作ることもできたという可能性の話題でしたが、今後もいろんなデザインのプロトタイプヒルトや便利なパーツ作りで3Dプリンターを活用したいと思っております。

 

話題は変わって少しお知らせですが、現在OK!STOREではXenoPixel(OK!STORE仕様40サウンドフォント仕様)のカスタムライトセーバーをセールプライスで放出中です。どれも1点のみのセーバーが多く、売り切りで無くなり次第終了のモデルばかり。

中にはハーフサイズ シングルブレードのDarth Maul Variant など珍しいものもあります。


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他にもXenoPixelとRGB-Xを中心として、いろいろと掘り出し物もあると思いますので、是非セール商品のページを覗いてみてください。

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